授業科目名 | 配当年次 | 開講期間 | 所要単位 | 必修・選択 | 担当者名 |
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専門演習I | 3 | 前期 | 2 | 必修 | 西崎 有多子 |
【授業の目的と概要】 |
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小学校入学前ならびに小学校において、子どもたちに楽しく英語を教えるために、言語習得の観点から指導法と教材・教材開発を学ぶ。そのために必要な総合的英語力と背景知識、合わせて基礎学力・文章力の向上を目指す。海外のウェブサイトから、必要に応じて様々な情報を得る方法を学ぶ。 |
【授業の方法】 |
入門期の英語教育、小学校英語教育における基本的な教材を知り、体験を通して指導法を学ぶ。グループワークで模擬授業を行う、英語絵本の読み聞かせなどのプレゼンテーション等、実習も多く取り入れて、体験的に学ぶ。英語、英語圏についての知識や文化について、自ら調べることにより、より深い理解と知識を得る。 |
【各回のテーマ】 |
第1回 オリエンテーション、自己紹介 第2回 日本における英語教育の現状と課題 第3回 言語習得とは何か、英語圏の国々(1) 第4回 児童英語・小学校英語の教材、英語圏の国々(2) 第5回 英語の発音記号と発音練習(母音)、英語圏の国々(3) 第6回 英語の発音記号と発音練習(子音)、英米の生活(1) 第7回 英語絵本を読む、英米の生活(2) 第8回 英語絵本の読み聞かせの練習、英米の生活(3) 第9回 学外演習活動を行なう 第10回 英語の歌を歌う、英米の文化(1)、文章の書き方(1) 第11回 英語の歌で遊ぶ、英米の文化(2)、文章の書き方(2) 第12回 英語のゲームを知る、英米の文化(3) 第13回 英語のゲームで遊ぶ、文章の書き方(3) 第14回 英語の歌・ゲームを使っての模擬授業(1) 第15回 英語の歌・ゲームを使っての模擬授業(2) |
【各回の内容】 |
第1回 ゼミの進め方、メンバー自己紹介 第2回 日本における英語教育の現状と今後を理解する。 第3回 言語習得理論などを知る。イギリスについて理解を深める。 第4回 児童英語・小学校英語の教材を知る。アメリカについて理解を深める。 第5回 母音の発音を中心に英語の発音記号を知り、練習する。カナダ他について理解を深める。 第6回 子音の発音を中心に英語の発音記号を知り、練習する。英米の食生活について理解を深める。 第7回 英語絵本を読む留意点を確認し、練習を行なう。英米の行事について理解を深める。 第8回 英語絵本の読み聞かせ発表をする。学力向上対策を行なう。英米の教育について理解を深める。 第9回 ゼミ学生の希望の場所へ学外活動として出かける。 第10回 現場でよく使われている英語の歌を知る。古い英語に触れる。文章の書き方の原則を学ぶ。 第11回 英語の歌を使って指導する方法を学ぶ。中世の英語に触れる。文章の書き方の基本学ぶ。 第12回 現場でよく使われている英語のゲームを知る。英語のことば遊びに触れる。 第13回 英語のゲームの目的を確認し、遊んでみる。文章の書き方の基本を学ぶ。 第14回 学んだ教材を研究し、模擬授業形式で発表する。(1) 第15回 学んだ教材を研究し、模擬授業形式で発表する。(2) |
【事前・事後学習】 |
・授業前に各自で2時間程度、教材や資料を読み込み、関連した情報をインターネット等で得て、授業内で発表できる準備をする。 ・授業後に各自で2時間程度、授業内容を振り返り、疑問点がないか確認する。授業で学んだ教材の活用方法を考え、次の授業でディスカッションできる準備をする。 |
【課題に対するフィードバックの方法】 |
・模擬授業を含む発表の際は録画を行い、皆で改善点を話し合い、必要に応じて再度発表を行う。 ・英語・英語圏の理解についてのレポートを課し、添削・採点の上、返却する。 ・文章の書き方では、定期的に文章を書く課題に対して小論文を書き、理解度を確認する。 |
【授業の到達目標】 |
入門期の英語教育の現状と課題について概略を説明できる。【2017教育学部DP(1)】 英語の発音記号を理解し、正確さに注意して発音できる。【2017教育学部DP(1)】 英語並びに英語圏に関する背景知識を概略を語ることができる。【2017教育学部DP(1)】 英語の絵本・歌・ゲーム等の活用法を知り、教材研究をして模擬授業をすることができる。【2017教育学部DP(2)】 文章の書き方の基本がわかり、小論文のコツがわかる。【2017教育学部DP(2)】 |
【評価割合 - 筆記試験《%》】 |
10 |
【評価割合 - 実技試験《%》】 |
10 |
【評価割合 - レポート《%》】 |
10 |
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】 |
50 |
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】 |
平常評価の中には、積極性、諸問題に対して自ら疑問を持ち解決に向けて取り組む姿勢を含む。 |
【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】 |
20 |
【テキスト】 |
Rod Campbell著『Dear Zoo』 酒井志延ほか『英語の世界ハンドブック』大修館書店 前田安正『マジ、文章書けないんだけど』大和書房 |
【参考図書】 |
文部科学省『外国語活動・外国語 研修ガイドブック』 高校レベル以上の英和辞典(電子辞書可)を持参すること。 |