授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
専門演習III 4 前期 2 必修 西崎 有多子


【授業の目的と概要】

教育実習で活用できる小学校英語指導法を教材研究をとおして研究する。卒業研究のテーマ、研究計画を熟慮し、一人ひとりで進めていく。

【授業の方法】

模擬授業を中心として、小学校英語指導法を具体的に研究する。授業の目標の明確化、教材研究、指導案、評価等、一連の流れを踏まえた指導について、ディスカッション、グループワーク、プレゼンテーションとしての模擬授業等、アクティブ・ラーニングを活用する。

【各回のテーマ】

第1回 ゼミの進め方と卒業研究

第2回 絵本を使った教材研究

第3回 学外演習を行なう

第4回 各自の研究テーマ・展開・研究方法

第5回 カードを使った教材研究 、指導案の書き方(1)

第6回 研究計画、研究方法の決定、先行研究の探し方

第7回 歌、ジャズチャンツを使った教材研究、指導案の書き方(2)

第8回 先行研究についての発表

第9回 TPRを使った教材研究、指導案の書き方(3)

第10回 他教科との関連を使った教材研究

第11回 研究の進捗状況発表、書き方の確認

第12回 英語のお話365を使った教材研究

第13回 タスクを使った教材研究

第14回 クラフトを使った教材研究

第15回 まとめ、夏休みにむけて

【各回の内容】

第1回 1年間を通してのゼミと各自の卒業研究の進め方について確認する。

第2回 多くの英語絵本に触れ、英語絵本の有効活用を考える。簡単な英語絵本を作成する。

第3回 ゼミ学生の希望の場所へ学外活動として出かける。

第4回 各自、卒業研究のテーマ・展開・研究方法を決めて発表、意見交換を行う。

第5回 目的に合わせたカードゲームで授業計画を立て、指導案を書いて模擬授業を行う。

第6回 研究計画、研究方法、先行研究について具体的に理解し、進めていく。

第7回 歌、ジャズチャンツをつかっての指導計画を立て、指導案を発表する。

第8回 先行研究を読んで、分かったことを発表し合う。

第9回 体を使って理解を表現する授業計画を立て、指導案を書いて模擬授業を行う。

第10回 英語以外の教科内容との組み合わせの可能性を考え、授業計画を立てる。

第11回 卒業研究の進捗状況を発表し合い、進度を確認する。推敲の方法を確認する。

第12回 英語のお話365から話を選んで教材化について議論する。

第13回 タスクを使った授業を計画し、模擬授業をおこなう。

第14回 海外のサイトからクラフトを決め、作成する。

第15回 研究の進捗状況確認と夏休みに向けての研究計画を発表する。

【事前・事後学習】

・授業前に各自で2時間程度、教材や資料を読み込み、授業内で発表できる準備をする。

・授業後に各自で2時間程度、授業内容を振り返り、疑問点がないか確認する。授業で学んだ教材の活用方法を考え、次の授業でディスカッションできる準備をする。

【課題に対するフィードバックの方法】

・作成した教材を模擬授業等として発表し、ディスカッション等を通して教育効果を検証する。

・卒業研究の進捗を確認しながら、その都度チェック・書き直しをしながら、ペースを保って進めていく。

【授業の到達目標】

小学校英語の教材研究ができる。【2016教育学部DP(3)】

小学校英語の指導案を書いて、模擬授業ができる。【2016教育学部DP(3)】

卒業研究について、能動的に準備ができる。【2016教育学部DP(3)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
0
【評価割合 - 実技試験《%》】
20
【評価割合 - レポート《%》】
10
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
50
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

授業内課題には、指導案作成を含み、平常評価の中には、積極性、諸問題に対して自ら疑問を持ち解決に向けて取り組む姿勢を含む。

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
20
【テキスト】

文部科学省『外国語活動・外国語 研修ガイドブック』

前田安正『マジ文章書けないんだけど』大和書房

酒井志延ほか『英語の世界ハンドブック』大修館書店

【参考図書】

必要に応じて紹介する。