授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
専門演習III 4 前期 2 必修 矢内 淑子


【授業の目的と概要】

本演習では、自分の関心の強い事柄について、テーマを明確にするためにも、そのテーマの意味と内容について深く調べて、レポートにまとめることを目的としている。そのために、論文の作法について基本を段階的に学びながら、テーマに関する文献・論文を集めて読み深める。ピアノ演奏・歌唱・弾き歌いなどの実技発表を希望する学生には、子どもの音楽表現を支える視点で持って行う。

【授業の方法】

演習形式で行う。授業内容に応じて、グループディスカッションやプレゼンテーションを取り入れて行う。

【各回のテーマ】

第1回 春休みの課題について発表

第2回 論文作法について学習(1)テーマの選択

第3回 論文作法について学習(2)文献収集

第4回 論文作法について学習(3)文献読解と整理

第5回 論文作法について学習(4)研究方法・研究計画

第6回 論文作法について学習(5)量的研究・質的研究

第7回 問題意識にもとづいた資料・文献の収集(1)卒論

第8回 問題意識にもとづいた資料・文献の収集(2)雑誌

第9回 研究方法の選択、作成

第10回 テーマの再検討

第11回 研究計画の立案

第12回 資料・文献購読、レポート発表と討論(1)Aグル―プ

第13回 資料・文献購読、レポート発表と討論(2)Bグル―プ

第14回 資料・文献購読、レポート発表と討論(3)Cグル―プ

第15回 まとめ

【各回の内容】

第1回 各自の関心に基づき調べてきた内容を発表し、研究テーマについて再検討する。

第2回 各自の研究テーマの深め方、問いのたて方を再度学び、テーマについて互いに討論する。

第3回 各自の研究テーマに沿った文献収集の仕方を学ぶ。

第4回 各自の研究テーマに沿った文献、先行研究の読み方、テーマの進め方、研究方法の選び方を学ぶ。

第5回 各自の研究テーマが、卒業研究として価値があるか、方法は妥当か、期限までに完成するか検討する。

第6回 研究方法論である量的研究と質的研究について学ぶ。

第7回 自己のテーマに沿った文献を収集する。先輩の卒論要旨・論文なども読み、論文作成のイメージを持つ。

第8回 自己のテーマに沿った先行研究を収集する。図書館を利用する。

第9回 各自の研究の目的が適格に実現するように、調査対象、質問内容、聞き方、集計、分析まで考えて作成する。

第10回 各自の研究テーマが、自分が深めたい研究テーマであるか、再検討する。

第11回 各自の研究計画案を作成(個人指導)し、学生同士テーマを共有する。

第12回 各自のテーマに沿った文献を読み、レポートを作成して発表、全員で討論する。

第13回 各自のテーマに沿った文献を読み、レポートを作成して発表、全員で討論する。

第14回 各自のテーマに沿った文献を読み、レポートを作成して発表、全員で討論する。

第15回 まとめとして、夏休みの課題、進め方について発表する。

【事前・事後学習】

研究対象で子どもを観察する際には、子どもから学ぶ姿勢を大事にする。

日ごろから、知りたいこと、疑問に感じたこと、思いついたことを書くようにする。

【課題に対するフィードバックの方法】

各自のテーマにそった学びの過程や成果は、教員と学生で共有しながら検討する。

提出物については、翌週フィードバックをし、返却する。

【授業の到達目標】

研究計画に基づいて、主体的に研究に取り組むことができる。

教員と研究過程を共有し、意見交換で得られた新たな視点、ヒントを研究の問題解決に役立てることができる。

学びの過程と成果を論文としてまとめることができる。

【評価割合 - 筆記試験《%》】
0
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
50
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
50
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

なし

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
0
【テキスト】

必要に応じて、資料を配布する。

【参考図書】

白井利明・高橋一郎『よくわかる卒論の書き方』ミネルヴァ書房