授業科目名 | 配当年次 | 開講期間 | 所要単位 | 必修・選択 | 担当者名 |
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社会的養護内容 | 2 | 後期 | 2 | 選択 | 伊藤 龍仁 |
【授業の目的と概要】 |
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家庭から離れ、里親や児童養護施設など社会的養護のもとで生活することになった子とどもたちのことを理解し、社会的養護を利用する子どもと家族の立場になって考え、日常的に展開されている子どもの生活や援助者の支援について学ぶことを目的とする。実際に地域や施設に赴いてフィールドワークに参加したり、グループ単位での研究活動に取り組むことにより、社会的養護への理解を深める。 |
【授業の方法】 |
授業の前半は、フィールドワークとしての社会的養護に関する学外学習を3回予定し、その事前・事後学習は講義及び演習方式で実施する。学外活動実施前には、情報提供に加えてディスカッションと制作活動を取り入れ、実施後には参加レポートを提出させるとともに、ディベートとディスカッションを取り入れた振り返りを実施する。 授業後半は、グループワークとしてのテーマ別研究活動に取り組ませ、研究報告書を提出させるとともにグループ毎に研究成果をプレゼンテーションする。 |
【各回のテーマ】 |
第1回 オリエンテーション・授業計画の確認と諸注意 第2回 学外授業事前指導・里親制度普及事業の事前学習 第3回 学外学習①里親制度普及活動への参加 第4回 学外学習①の振り返り 第5回 児童虐待防止活動についての事前学習・学外学習②事前指導 第6回 学外学習②児童養護施設における学外授業 第7回 学外学習②の振り返り 第8回 学外学習③事前学習・オレンジリボンの制作活動 第9回 学外学習③名古屋市オレンジリボン・タスキリレー参加 第10回 学外学習③の振り返り 第11回 グループ研究説明・グループ分け及びテーマ設定 第12回 グループ研究活動①テキスト学習と資料収集 第13回 グループ研究活動②研究発表準備 第14回 グループ研究報告①前半グループの発表を行う 第15回 グループ研究報告②後半グループの発表を行う |
【各回の内容】 |
第1回 社会的養護内容を学ぶためのオリエンテーション、授業計画の確認を行う。 第2回 学外授業に取り組むための事前指導を行なう。学外学習①名古屋市の里親制度普及事業についての講義を行う。 第3回 学外学習①名古屋市里親制度普及事業に参加する。 第4回 学外学習①の参加レポートを提出させ、事後指導としての振り返りと意見交換を実施する。 第5回 児童虐待防止活動についての講義を行う。その後、児童養護施設で実施する学外学習②の事前指導を実施する。 第6回 学外学習②児童養護施設において施設長及び職員から講義を受ける。 第7回 学外学習②の参加レポートを提出させ、事後指導としての振り返りと意見交換を実施する。 第8回 学外学習③の事前学習としてオレンジリボンの制作活動を行うとともに事前指導を実施する。 第9回 学外学習③名古屋市のオレンジリボンキャンペーン活動に参加する。 第10回 学外学習③の参加レポートを提出させ、事後指導としての振り返りと意見交換を実施する。 第11回 グループ研究に取り組むための説明を行い、グループ分けをした上でグループ研究テーマを決める。 第12回 グループ研究活動日としてテキスト学習と資料収集に取り組ませる。 第13回 グループで資料収集や分析・考察を行い発表用の資料を作成する。 第14回 設定されたテーマを担当する学生によるグループ研究報告を行い、相互評価を実施する。担当教員は担当グループから事前提出された資料を印刷して全員に配布するとともに、報告後には内容に関する講評と補足説明を実施する。 第15回 設定されたテーマを担当する学生によるグループ研究報告を行い、相互評価を実施する。担当教員は担当グループから事前提出された資料を印刷して全員に配布するとともに、報告後には内容に関する講評と補足説明を実施する。 |
【事前・事後学習】 |
次回の授業テーマに関する新聞記事や予習資料と該当するテキスト頁をよく読み、わからない箇所に下線を引きながらノートにまとめる事前学習を2時間程度行う。 授業後には、使用した配布資料・アクションシート・小テスト等はすべてポートフォリオに整理するとともに学習の要点及び学外活動参加記録をノート又はレポートに記入する事後学習を2時間程度行う。 |
【課題に対するフィードバックの方法】 |
学外活動参加レポートは評価して返却するとともに授業内でコメントする。グループ研究報告レポートは、発表後に報告内容に関するコメントを行う。 |
【授業の到達目標】 |
社会的養護の現状と課題を把握できる。【2019教育学部DP(1)】 社会的養護の現場を見学し、専門的職員と交流することができる。【2019教育学部DP(3)】 保育実習及び実践に役立つ専門知識と表現技能の習得ができる。【2019教育学部DP(1)(2)】 社会的養護の課題解決に向けた社会活動に参加できる。【2019教育学部DP(2)(3)】 基礎的な対人援助とコミュニケーションのスキルを体得できる。【2019教育学部DP(3)】 |
【評価割合 - 筆記試験《%》】 |
0% |
【評価割合 - 実技試験《%》】 |
0% |
【評価割合 - レポート《%》】 |
50% |
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】 |
25% |
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】 |
プレゼンテーション |
【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】 |
25% |
【テキスト】 |
堀場純矢編著 『子どもの社会的養護内容』 福村出版 |
【参考図書】 |
長谷川眞人・堀場純矢編著 『児童養護施設の援助実践』 三学出版 神戸賢次・喜多一憲編 『新選 児童の社会的養護原理』 みらい |