授業科目名 | 配当年次 | 開講期間 | 所要単位 | 必修・選択 | 担当者名 |
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総合表現技術 | 3 | 後期 | 2 | 選択 | 矢内 淑子 |
【授業の目的と概要】 |
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身体表現・音楽表現・造形表現に関する知識と技術を習得する。それらを統合して、表現活動にかかる教材の活用と作成を通して、保育環境の構成や、遊びの展開のための実践を行う。 |
【授業の方法】 |
身体表現・音楽表現・造形表現にで習得した知識や技術を基盤にして、グループワークやディスカッションを取り入れて、演習形式で行う。 |
【各回のテーマ】 |
第1回 身体表現に関する知識や技術を学ぶ1:身体や運動機能の発達と表現の知識と技術 第2回 身体表現に関する知識や技術を学ぶ2:日常生活や経験における展開について 第3回 身体表現に関する知識や技術を学ぶ3:劇遊び・発表会等の展開の方法について 第4回 音楽表現に関する知識や技術を学ぶ1:テーマ曲の作曲 第5回 音楽表現に関する知識や技術を学ぶ2:バックグラウンドミュージックの構成 第6回 音楽表現に関する知識や技術を学ぶ3:歌の練習 第7回 造形表現に関する知識や技術を学ぶ1 :場面スケッチ 第8回 造形表現に関する知識や技術を学ぶ2: 小道具・衣装の作製 第9回 造形表現に関する知識や技術を学ぶ3 : 大道具・背景の作製 第10回 総合表現に関する知識や技術を学ぶ1:テーマの決定 第11回 総合表現に関する知識や技術を学ぶ2:シナリオ作り 第12回 総合表現に関する知識や技術を学ぶ3:本読み 第13回 総合表現に関する知識や技術を学ぶ4:立ち稽古 第14回 総合表現に関する知識や技術を学ぶ5 : リハーサル 第15回 発表とまとめ |
【各回の内容】 |
第1回 幼児の身体や運動機能の発達について知識を得る。と同時に各年齢にふさわしい身体表現教材についての技術を磨く。 第2回 身体表現は大きく2つの側面をもつ。日常現れるひとつは表出に近いもの、もう一つは表現である。ここでは日常生活に見られる前者の表現について、事例を見ながら学ぶ。 第3回 身体表現で表現の総合的な教材として、劇遊び・発表会の事例を鑑賞する。自ら簡単な劇を演じて、お話から劇へ発展させるプロセスを学ぶ。 第4回 必要なメインテーマの曲を作曲する。 第5回 場面ごとに必要な音楽や・音を用意する。 第6回 歌の練習や演奏の練習を行う。 第7回 場面構成の数の決定やその場面のスケッチを行う。 第8回 必要な小道具や衣装を作る。 第9回 大道具や背景の製作を行う。 第10回 劇のテーマを決める。役柄など劇に必要なことを決める。 第11回 シナリオを作る。また、発声法も学ぶ。 第12回 シナリオを見ながら脚本の本読みを行う。 第13回 劇づくりの共同製作を通して、お互いのアイディアや造形表現を融合し一つの形にまとめあげる。 第14回 各表現技術を総合して、劇として完成させる。言語表現では台詞で筋をつなぎ、身体表現では表現に深みを与え、音楽表現では劇の効果を高め、造形表現では場面を設定するなどを感じながら、豊かな劇へと作り上げる。 第15回 劇の発表を行い、まとめとする。 |
【事前・事後学習】 |
事前学習:4つの領域の基礎を復習しておく。 事後学習:ボディレッスンを常に行う。また、授業時間内でできなかったものをやり遂げる。 |
【課題に対するフィードバックの方法】 |
グループごとに発表された制作物や表現作品については、全体で共有する機会を持ち、互いに意見交換や評価をすることで、課題に対するフィードバックを行う。 |
【授業の到達目標】 |
保育内容を理解した上で、子どもの遊びが豊かに展開されるための知識や技術を学ぶ。 各表現力の向上とともに、それらを統合した表現活動の展開を行えるようにする。 |
【評価割合 - 筆記試験《%》】 |
0 |
【評価割合 - 実技試験《%》】 |
40 |
【評価割合 - レポート《%》】 |
20 |
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】 |
40 |
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】 |
【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】 |
0 |
【テキスト】 |
必要なものについては授業の中で配布するので、特別な指定はしない。 |
【参考図書】 |
授業時にその都度指示をする。 |