授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
社会 2 前期 2 選択 白井 克尚


【授業の目的と概要】

小学校現場において実務経験がある教員が、現場経験を踏まえたアドバイスを行うことにより、小学校社会科授業づくりに関する理解を深める。授業では、小学校社会科の目的と教育内容についての基礎的理解を深め、教材研究の進め方についての方法論の基礎を習得することをめざしている。授業計画は、自分の中にある小学校社会科のイメージを問い直すことから、各学年の目的と教育内容の検討を行い、小学校社会科学習の教材研究を実践的に行う。

【授業の方法】

授業の方法は、小学校社会科学習の目的と教育内容について、ディスカッションやディベート、グループワーク、プレゼンテーション、実習、フィールドワークを用いた討議や話し合いを通じて検討する演習方式でおこなう。

【各回のテーマ】

第1回 授業のオリエンテーション -小学校社会科学習のイメージ-

第2回 第3学年 社会科地域学習の目的と内容 -身近な地域や市(区、町、村)-

第3回 第3学年 社会科地域学習の目的と内容 -生産や販売-

第4回 第4学年 社会科地域学習の目的と内容 -飲料水、電気、ガスの確保や廃棄物の処理-

第5回 第4学年 社会科地域学習の目的と内容 -県(都、道、府)の様子-

第6回 第5学年 社会科国土学習の目的と内容

第7回 第5学年 社会科産業学習の目的と内容

第8回 第6学年 社会科歴史学習の目的と内容

第9回 第6学年 社会科政治学習の目的と内容

第10回 第6学年 社会科国際理解学習の目的と内容

第11回 社会科地域学習内容への地理学的アプローチ

第12回 社会科地域学習内容への歴史学的アプローチ

第13回 社会科国土・産業学習への地理学的アプローチ

第14回 社会科歴史・政治・国際理解学習内容への歴史学的アプローチ

第15回 授業のまとめ ―小学校社会科の意義について―

【各回の内容】

第1回 社会の授業計画と全体像についての説明を行う。

第2回 第3学年 社会科地域学習における身近な地域や市(区、町、村)に関する学習活動を行う。

第3回 第3学年 社会科地域学習における生産や販売に関する学習活動を行う。

第4回 第4学年 社会科地域学習における飲料水、電気、ガスの確保や廃棄物の処理に関する学習活動を行う。

第5回 第4学年 社会科地域学習における県(都、道、府)の様子に関する学習活動を行う。

第6回 第5学年 社会科国土学習に関する学習活動を行う。

第7回 第5学年 社会科産業学習に関する学習活動を行う。

第8回 第6学年 社会科歴史学習に関する学習活動を行う。

第9回 第6学年 社会科政治学習に関する学習活動を行う。

第10回 第6学年 社会科国際理解学習に関する学習活動を行う。

第11回 社会科地域学習内容への地理学的アプローチに基づいた、研究実践を行う。

第12回 社会科地域学習内容への歴史学的アプローチに基づいた、研究実践を行う。

第13回 社会科国土・産業学習への地理学的アプローチに基づいた、研究実践を行う。

第14回 社会科歴史・政治・国際理解学習内容への歴史学的アプローチに基づいた、研究実践を行う。

第15回 社会科に関する研究実践の発表と小学校社会科の意義についてのまとめを行う。

【事前・事後学習】

・小学校社会の学習指導要領を読み直す。(2時間程度)

・研究実践の発表準備を計画的に進める。(2時間程度)

【課題に対するフィードバックの方法】

提出された授業の振り返りは、まとめて翌週フィードバックし、全体で共有する機会を持つ。

【授業の到達目標】

小学校社会科の目的と教材内容について説明することができる。【2019 教育学部DP(1)】

毎回の授業の振り返りを通して、課題について考えることができる。【2019 教育学部DP(1)】

小学校社会科の教材研究や授業づくりに関わる課題について、分析することができる。【2019 教育学部DP(2)(3)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
【評価割合 - 実技試験《%》】
教材研究の発表内容(40%)
【評価割合 - レポート《%》】
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
授業への参加・貢献度(60%)
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
【テキスト】

原田智仁編『社会科教育のルネサンスー実践知を求めてー<第2版>』保育出版社,2018年

【参考図書】

文部科学省『小学校学習指導要領<平成29年告示>解説 社会』