授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
教育・保育相談 3 後期 2 必修 後藤 永子


【授業の目的と概要】

 教育・保育相談支援の意義を、児童・幼児の発達や生活から児童・幼児理解を踏まえ、その実際を学ぶ。カウンセリングの基本的な知識を理解し、保護者支援の方法と技術、地域とのネットワークを学ぶ。

(オムニバス方式/全15回)

(堀篤実)

 学校で起こるいじめや発達障害等についての理解を深め、カウンセリングの基礎知識を得ることでそれらへの対処の方法を学ぶ。

(後藤永子)

 保育所・幼稚園おける子ども理解を踏まえ、保護者支援の実際を理解する。子どもの様子から保護者との相互理解を図る方法を学ぶ。

【授業の方法】

講義・演習・実技でディスカッションを取り入れて行う。また、ロールプレーのグループワークも行う

【各回のテーマ】

第1回 ガイダンス 教育相談とは (担当:堀)

第2回 教育相談の目的とありかた (担当:堀)

第3回 学校で起こる諸問題①多様化する不登校・いじめの理解と対応 (担当:堀)

第4回 学校で起こる諸問題②神経症的問題・反社会的行動 (担当:堀)

第5回 発達障害の理解と対応 (担当:堀)

第6回 カウンセリングの基礎知識①カウンセリングマインドとは (担当:堀)

第7回 カウンセリングの基礎知識②カウンセリングの諸技法 (担当:堀)

第8回 保護者への保育相談支援の意義 (担当:後藤・堀)

第9回 保育の特性との専門性を生かした相談支援 (担当:後藤)

第10回 保育現場から小学校への連携と、地域における関係機関等の連携・協力 (担当:後藤)

第11回 幼稚園・保育所および小学校における相談支援の現状( 担当:後藤)

第12回 特別な対応を要する家庭への支援 (担当:後藤)

第13回 保護者への相談支援の方法と技術 (担当:後藤)

第14回 保護者への相談支援の内容と限界 (担当:後藤)

第15回 保護者支援の計画、記録、評価、カンファレンス (担当:後藤)

【各回の内容】

第1回 教育相談の講義の概要、事前事後学習、受講の留意点(堀)

第2回 1教育相談とは 2教育相談の歴史 3教育相談のあり方(堀)

第3回 1不登校の定義と現状 2不登校生徒への対応 3いじめの定義と現状と対応(堀)

第4回 1神経症的問題の成り立ちと対応について 2反社会的行動と心理的背景(堀)

第5回 1発達障害とは何か 2学校で問題となる3つの発達障害(堀)

第6回 カウンセリングにおける聴く技術と聴く心(堀)

第7回 カウンセリングの基本的技法と応用 試験(堀)

第8回 保育相談支援のあり方、立場性と関係性の理解する (後藤・堀)

第9回 保育現場の子どもと保護者の支援、地域の子育て支援の現状を理解する (後藤)

第10回 連携・協力から支援する現状を理解する (後藤)

第11回 相談支援の現状からさまざまな事例をロールプレーを通して体験する (後藤)

第12回 障害児を持つ保護者、虐待等の保護者に対する支援の現状を事例から学ぶ (後藤)

第13回 保護者への相談支援の方法と技術をロールプレーを通して問題点を学ぶ (後藤)

第14回 育ての問題、保護者自身の問題等、多岐にわたる相談内容と限界について学ぶ (後藤)

第15回 保育カンファレンスの実際とカウンセリングマインドの重要性を理解する (後藤)

【事前・事後学習】

事前学習として、次回のテーマにそった課題が毎回出されるので、読解または資料のまとめで2時間程度の学習を課す。(堀)次回の講義テーマの読解と問題点を見出すために2時間程度の学習を課す。(後藤)

事後学習として、授業内の資料やプリントを参照に2時間程度でまとめることを課す。(堀・後藤)

【課題に対するフィードバックの方法】

毎回の振り返りレポートを翌週フィードバックし、全体で共有する。(堀)

小レポートは解説し返却、ロールプレーは問題点を話し合う。(後藤)

【授業の到達目標】

教育・保育の現場で子どもや保護者の支援が出来る力強い実践力を修得出来ている【2017教育学部DP(3)】

小学校・幼稚園・保育所において保護者とのコミュニケーションが出来る幅広い人間力を体得している【2017教育学部DP(2)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
30(後藤) 30(堀)
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
0
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
5(後藤) 5(堀)
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

授業内で行うロールプレー(後藤)

授業後、毎回振り返りのレポートを提出(堀)

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
15(後藤) 15(堀)
【テキスト】

堀:適宜プリントを配布

後藤:プリントを配布

【参考図書】

堀:適宜、紹介します 

後藤:適宜、紹介します