授業科目名 | 配当年次 | 開講期間 | 所要単位 | 必修・選択 | 担当者名 |
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ボランティア論 | 1 | 前期 | 2 | 選択 | 神田 浩史 |
【授業の目的と概要】 |
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ボランティアについての理解を高め、積極的にボランティア活動に参加するための動機づけを目的とする。そのために、ボランティアに対する基本的な理解から始め、具体的な活動、歴史などを学び、ボランティア団体、NPO(非営利組織)の基礎に至るまで、学んでいく。授業の目標は以下のとおり。(1)ボランティアについての基本理解の確立、(2)ボランティア活動の概略と大学近辺における各種ボランティア活動についての理解、(3)ボランティア体験と発表、(4)ボランティア団体とNPOについての理解、(5)ボランティア活動への参加意欲の涵養。以上の内容を講義形式で行う。 |
【授業の方法】 |
受講生主体の授業を実施するために、講義のほかに以下の形態を多用する。 ①ディスカッション ②グループワーク ③プレゼンテーション ④ワークショップ(受講生が主体的に学ぶための手法) |
【各回のテーマ】 |
第1回 体験的ボランティア論 第2回 ボランティアってなに? 第3回 ボランティアを必要とする世界の現状を知る 第4回 災害時に活躍するボランティア1(ワークショップ) 第5回 災害時に活躍するボランティア2(振り返り) 第6回 身近に活動するボランティア 第7回 国境を越えて活動するボランティア1 第8回 国境を越えて活動するボランティア2(ボランティア活動ランキング) 第9回 国境を越えて活動するボランティア3(振り返り) 第10回 日本社会に見るボランティアの歴史1 第11回 日本社会に見るボランティアの歴史2 第12回 発表・ボランティア体験1 第13回 発表・ボランティア体験2 第14回 ボランティア活動の未来に向けて 第15回 全体のまとめ |
【各回の内容】 |
第1回 授業の進め方、成績評価方針、講座計画を説明した上で、担当者の自己紹介を兼ねてボランティア体験を共有する。 第2回 ボランティアってなに?というテーマでグループ・ディスカッションを行い、その結果を全体で共有する。 第3回 なぜ、ボランティアのニーズが高まっているのか、を考えるために、ワークショップ形式で世界の現状について考える。 第4回 ボランティアのニーズが最も高い災害時対応について、ワークショップ形式でどういった活動が可能か具体的に考える。 第5回 前回のワークショップの振り返りを行い、災害時のボランティアの重要性について再確認する。 第6回 授業後半の課題となるボランティア体験を積むために、名古屋市近辺におけるボランティア活動の紹介と、自分自身にあった活動の調べ方について学ぶ。 第7回 海外におけるボランティア事例ついて、担当者の体験をもとに考える。 第8回 海外におけるボランティアの重要性について、ワークショップ形式で考える。 第9回 前回のワークショップの振り返りを行い、海外でのボランティアの重要性について再確認する。 第10回 外来語のボランティアという言葉が用いられる前から、日本社会におけるボランティアの歴史を概括する。 第11回 1995年の阪神・淡路大震災が”ボランティア元年”と言われた、その時期以降の日本社会におけるボランティアについて考える。 第12回 後半の課題であるボランティア体験についての発表会1。 第13回 後半の課題であるボランティア体験についての発表会2。 第14回 ボランティア活動の将来像、未来についてワークショップ形式で考える。 第15回 授業全体を振り返り、授業評価を行う。 |
【事前・事後学習】 |
・授業前半においては、メディアで報じられたボランティアについて情報収集し、その内容を分析した上で、考察し、レポートにまとめる。 毎週1時間程度に加えて提出前は4時間 ・授業後半においては、自分自身でボランティア体験先を見つけ、コンタクトをとり、実際にボランティアを体験し、その結果を授業時に発表する、もしくはレポートとしてまとめる。 毎週2時間に加えて発表前3週間は4時間ずつ |
【課題に対するフィードバックの方法】 |
レポートについては、提出前に丁寧に相談に乗ります。提出後は、要請があれば講評を直接伝えます。 発表については、事前準備に十分に時間をとり、発表後にグループ毎に講評し、その中に改善点を盛り込みます。 |
【授業の到達目標】 |
ボランティアとはなにかについて、他者に説明できるようになります。 多様なボランティアのあり方について理解できるようになります。 ボランティアに参加してみようという動機づけを得ることができます。 社会的課題とボランティアとの関係について分析できるようになります。 自発的に授業で発表できるようになります。 |
【評価割合 - 筆記試験《%》】 |
【評価割合 - 実技試験《%》】 |
20%(プレゼンテーション) |
【評価割合 - レポート《%》】 |
15% |
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】 |
65%(授業への参加とコメント・ペーパーの採点結果との合計) |
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】 |
【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】 |
【テキスト】 |
【参考図書】 |
中田豊一著「ボランティア未来論 ー私が気づけば社会が変わる」(コモンズ) |