授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
Webページ作成演習 2 後期 2 選択 髙木 靖彦


【授業の目的と概要】

 情報発信の手段として現代社会で最も重要なものの一つとなっているWebの基礎を理解するとともに、基本的な作成方法を習得していくことがこの科目の目的である。1年前期の「入門コンピュータ」、1年後期の「ビジネスコンピューティング」または「基礎コンピュータ」を履修したことを前提とした40人程度の演習形式により、テキストエディタを用いたHTML文書の作成、サーバーへのファイル転送等を学習していく。合わせて、画像描画、階層的ファイル整理などの基本的技能の再確認を行う。成績評価は、毎回の小課題および期末の課題 (自己紹介などのページ作成) により行う。

【授業の方法】

講義と実習で行う。実習が中心となるが、単に実習を行うことを求めているのではなく、講義した内容を理解しながら実習を行っていくことが強く求められる。

【各回のテーマ】

第1回 WWWの仕組み、Web ブラウザの使い方

第2回 HTML超入門

第3回 画像を入れる

第4回 簡単なHTMLの作成 (1)

第5回 簡単なHTMLの作成 (2)

第6回 画像の作成

第7回 マルチメディアの扱い

第8回 少し高度なHTMLの作成 (1) 表の作成

第9回 少し高度なHTMLの作成 (2) ディレクトリ構造化

第10回 WWWサーバーとファイル転送

第11回 CSS を使う

第12回 Webオーサリングツール

第13回 テーマのページ (最終課題) の作成 (1)

第14回 テーマのページ (最終課題) の作成 (2)

第15回 テーマのページ (最終課題) の作成とまとめ

【各回の内容】

第1回 サンプルwebページのソース (HTML書式) を眺める、HTML入力に多用される特殊記号の入力練習をテキストエディタを用いて行う。

第2回 バイナリ・ファイルとテキスト・ファイルの違いを理解する、テキスト・ファイルを入力するツールであるエディタになれる、HTMLの基本がタグであることを学修し、簡単なHTMLファイルを入力する。それをブラウザで眺める。

第3回 画像を入れたHTMLファイルを作成し、ブラウザで眺めてみる。

第4回 基本的なタグを学修し、リストを使ったページを作る。

第5回 ハイパーテキストとリンクを学修し、リンクボタンを含むページを作成する

第6回 画像作成ソフトウェアを用いて背景画像およびロゴ画像を作る。画像のサイズ・色調等の調整を行う。

第7回 写真のExif情報の削除、画像の色調等の調整、動画の編集を行う。

第8回 HTMLで表作成を行なうい、セルを結合したような複雑な表の作り方も学習する。

第9回 複数のHTMLファイルに分かれたページを作成する。サブディレクトリにあるファイルへのリンクを作る。

第10回 ファイル転送ソフトウェアを用いて、webサーバへファイルを送る。URLとサーバー上のディレクトリの関係を学修する。

第11回 カスケーディング・スタイル・シートを用いてwebの見え方を変える。

第12回 Webオーサリングツールを使ってHTMLファイルを作る。

第13回 提出済みファイルをサーバーから削除、最終課題を作成する。

第14回 最終課題を作成する。

第15回 最終課題を作成する。

【事前・事後学習】

その回の提出した課題が条件を満たしていたかを再度確認する。満たしていないことを見つけた場合は、次回の講義までに修正して提出する。(3時間程度)

最終課題に必要な画像、動画の撮影を常に心がけておく。(週平均で1時間程度)

【課題に対するフィードバックの方法】

最終回の講義において、提出された各人の課題に対する講評等を行い、その後に修正できる期間を設定して最終的な提出とする。

【授業の到達目標】

講義で学修したタグを用いて、HTMLが作成できているか。文法的に誤っているものは減点する。また、最終課題に関しては、指示された条件を満たして作成しているか。【2018大学DP(2)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
0
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
0
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
0
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

各回の講義内で指示された課題

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
100
【テキスト】

資料を配布する。配布された資料は翌週以降必ず持参すること。

【参考図書】

ローラ・リメイ(武者他訳)『HTML入門 - WWW ページの作成と公開 -』プレンティスホール

E. A. Mayer『CSS完全ガイド』オライリー・ジャパン