授業科目名 | 配当年次 | 開講期間 | 所要単位 | 必修・選択 | 担当者名 |
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総合演習II | 2 | 後期 | 2 | 必修 | 木野村 嘉則 |
【授業の目的と概要】 |
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本演習では,前期に引き続き,レポートや報告書の作成に関して扱います.特に後期では,複数の文献やデータを基に,自分の主張を構築します.この際には,複数の文献やデータを論理的に解釈しながら,問いや仮説を立てることを目指します.さらに,立てた問いへの解決への糸口について論理的に記述し,解決策を実行しさえすれば解が得られる状況となることを目指します. |
【授業の方法】 |
演習形式にて行う. |
【各回のテーマ】 |
第1回 ガイダンス 第2回 分析のためのデータの整理とフィールドワークの方法 第3回 データの分析 第4回 分析データの説明と結果の説明 第5回 取得したデータの分析 第6回 目的につながる文章作成 第7回 方法の作成法 第8回 考察の作成法 第9回 結論の作成法 第10回 情報検索と文献のデータベース化 第11回 文献レビューの作成 第12回 問題点の探索と解決法の立案 第13回 問題解決の計画書の作成 第14回 計画の報告とレビュー 第15回 まとめ |
【各回の内容】 |
第1回 前期に取り組んだ内容の復習と,後期に取り組む課題の説明を行う. 第2回 特に整然データの作成法を学び,取得した数量的データを整然データにする.また,特にフィールドワークで収集する数量的データについて確認する. 第3回 Rを用いた統計処理の方法を学ぶ 第4回 データを説明する表の作成し,結果の記述法を演習する 第5回 フィールドワークにて収集したデータを分析し,結果を記述する. 第6回 緒言を記述する際に必要な項目を理解する 第7回 他者が再現できるように文章を記述する方法を習得する. 第8回 分析結果を基に,考察を行う. 第9回 目的に対する解を記述する方法を習得する. 第10回 興味関心に沿った文献の収集とその整理について学ぶ. 第11回 文献レビューの基礎を学ぶ.特に新たな仮説立案や仮説に基づいた分析を行う. 第12回 文献レビューを基に,問いの立案と,立てた問いの解決策の考案を行う 第13回 立てた問いと解決策を基に,計画書を作成する方法を学ぶ 第14回 作成した計画について,何をどう伝えれば適切なアドバイスを得られるか考える. 第15回 本演習のまとめを行う |
【事前・事後学習】 |
毎回指定されるレポートを作成(2時間程度)して授業に臨むことが必要です(事前学習). 授業内容を基に,自身が作成してきたレポートを分析し,次週のレポート作成への課題を整理すること(2時間程度)が必要です(事後学習). |
【課題に対するフィードバックの方法】 |
事前に作成したレポートを教材として授業を展開していきます.授業を通じて,課題のポイントを解説し,各自のレポートへのフィードバックも行います. |
【授業の到達目標】 |
資料や文献の情報を整理し,それらの内容を参考にしながら調査テーマを決定できるようになる【2018全学共通DP(2)(3)】 調査を基にした報告書を作成し,それらを基に他者とディスカッションできるようになる【2018全学共通DP(1)(4)】 |
【評価割合 - 筆記試験《%》】 |
0 |
【評価割合 - 実技試験《%》】 |
0 |
【評価割合 - レポート《%》】 |
70 |
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】 |
30 |
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】 |
なし |
【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】 |
0 |
【テキスト】 |
酒井聡樹『これから研究を始める高校生と指導教員のために』共立出版 |
【参考図書】 |
出村愼一『健康・スポーツ科学のための Rによる統計解析入門』杏林書院 |