授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
専門演習I 3 前期 2 必修 髙柳 伸哉


【授業の目的と概要】

専門演習I・IIを通じて、各学生が興味を持って研究できるテーマを見出し、卒業論文の作成について学習することを目的とする。 

研究テーマの内容は、人間のこころや行動について考える。例えば、教育現場の問題(いじめ、不登校、非行、暴力、発達障害等)、心の病の問題(うつ、自殺等)、社会の問題(ジェンダー、DV等)、自己の問題(自信のなさ、自己尊重感、自己概念等)、これらの領域を中心とする。研究テーマを探す方法としては図書館での本や論文の検索、インターネットでの検索等を行い、資料の取り寄せが行えるようになる。

【授業の方法】

講義と演習形式で授業を行う。

専門演習Iでは文献研究を主体とした小グループでの研究を行う。全体での講義をはさんで、グループで研究テーマの決定、論文の作成へと進む。研究成果をパネルにまとめ、最後に各グループが発表を行う。

【各回のテーマ】

第1回 ガイダンス、専門演習Iの進め方

第2回 講義、テーマの決定、構想を考える、先行研究を探す

第3回 各グループで研究を行う(1)テーマを決定し構想を考える

第4回 各グループで研究を行う(2)アウトラインの作成

第5回 各グループで研究を行う(3)背景説明

第6回 各グループで研究を行う(4)問題提示

第7回 各グループで研究を行う(5)方向づけ

第8回 講義、本論の概略

第9回 各グループで研究を行う(1)論拠を示す論文等を探す

第10回 各グループで研究を行う(2)論拠の提示

第11回 各グループで研究を行う(3)意見の作成

第12回 各グループで研究を行う(4)結果の証明

第13回 講義、発表の仕方

第14回 グループで発表をまとめる

第15回 グループ発表と全体の講評

【各回の内容】

第1回 専門演習Iの授業の概要、事前事後学習、受講の注意

第2回 1論文とは 2文献研究の論文の書き方

第3回 「何が問題なのか」「なぜ問題なのか」を考える

第4回 序論についての簡単なアウトラインを考える

第5回 1事物の説明 2先行研究の紹介

第6回 1問題点を指摘する 2疑問を示す先行研究を明らかにする

第7回 1論文の目的を示す 2問題提起で示された問題の解決方法が分かるようにする

第8回 本論の流れを講義する

第9回 図書館やインターネットを使って論拠を示す資料を探す

第10回 資料とデータをかき分ける

第11回 先行研究と意見を使って、論拠を示す

第12回 論拠と意見を使ってなぜそのような結論になるのかを証明する

第13回 全体のまとめ方と分かりやすいプレゼンテーション

第14回 グループでの発表パネルの作成

第15回 1各グループが発表する 2全体で振り返りを行う

【事前・事後学習】

シラバスには授業ごとの学習テーマが提示されている。各テーマに関する参考書、資料等が事前に示されるので、事前学習として授業までに2時間程度の予習をしてくること。

事後学習として、授業内で提示されたテーマのまとめについて2時間程度の学習をすること。

【課題に対するフィードバックの方法】

毎回、講義後に小レポート(小テスト)が実施されるが、それらは採点され次回の授業の冒頭で全体に講評する。優良なレポートは紹介し、詳細な検討を加える。これらの時間は前回の復習と当日授業の導入として使われる。

【授業の到達目標】

心理学研究を基盤として、問題意識を持ったテーマの設定、資料探し、論文作成、研究発表ができる。【2017人間健康学部DP(2)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
0
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
0
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
100
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

なし

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
0
【テキスト】

資料は適宜配布する

【参考図書】

授業内で適宜紹介する。