授業科目名 | 配当年次 | 開講期間 | 所要単位 | 必修・選択 | 担当者名 |
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障害者心理学 | 3 | 前期 | 2 | 選択 | 髙柳 伸哉 |
【授業の目的と概要】 |
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近年では心身の障害とともに、平成28年4月から施行された「障害者差別解消法」に伴い、軽度の発達障害への関心も高まっている。本講義では心身の障害についての基本的な知識を習得し、障害のある人の心理面や生活において直面しうる課題、支援の方向性について理解することを目的とする。 |
【授業の方法】 |
講義形式で行う。適宜授業内で考察問題を提示し、受動的な学修だけでなく学生自身の能動的な学修の機会を作る。また、各種障害に関する社会的な課題を取り上げ、小グループでのディスカッションを行う。 |
【各回のテーマ】 |
第1回 オリエンテーション障害者心理学とは 第2回 障害の分類と定義I 第3回 障害の分類と定義II 第4回 障害の分類と定義III 第5回 障害における心理的問題 第6回 身体障害 第7回 発達障害I 第8回 発達障害II 第9回 発達障害III 第10回 合理的配慮と支援 第11回 精神的障害 第12回 障害における社会的問題I 第13回 障害における社会的問題II 第14回 社会的環境の向上 第15回 まとめ |
【各回の内容】 |
第1回 本講義で対象とする障害の概要と近年の動向について学ぶ。 第2回 国際障害分類(ICIDH)から国際生活機能分類(ICF)への改訂から、障害に関する定義を学ぶ。 第3回 ICFにおける個人因子と環境因子の関連による障害の発生や支援の可能性を学ぶ。 第4回 ICFの児童版(ICF-CY)について紹介し、子どもへの教育・支援における活用について学ぶ。 第5回 障害受容をはじめとした障害に関する心理状態を学ぶ。 第6回 身体障害を紹介し、先天的・後天的な障害による違いなどを考察する。 第7回 主に自閉症スペクトラム障害について学ぶ。 第8回 主に注意欠如・多動性障害について学ぶ。 第9回 近年の発達障害に関する課題について学ぶ。 第10回 障害のある人への合理的配慮について学び、理解と支援の方向について検討する。 第11回 うつ病や統合失調症などの精神障害について学ぶ。 第12回 社会生活における障害を起こしうる様々な問題について学ぶ。 第13回 障害のある人のジェンダーや性の課題について学ぶ。 第14回 障害のある人を取り巻く社会・生活環境の影響を学ぶ。 第15回 本講義のまとめと振り返りを行う。 |
【事前・事後学習】 |
授業前に各テーマに関して調べてくる。(2時間) 授業後は、生活での出来事やニュースなどにおいて授業内容に関連したことを意識し、振り返る機会とする。(2時間) |
【課題に対するフィードバックの方法】 |
提出されたミニレポートは、採点の上で返却する。ミニレポートに記載された質問は、まとめて次回授業時に匿名にて全体に提示し、共有する機会を持つ。 |
【授業の到達目標】 |
人間の理解や障害の考え方について、ICFに基づいて説明することができる。【2017人間健康学部DP(1)】 障害のある人の抱えやすい一般的な心理的問題について説明することができる。【2017人間健康学部DP(1)】 心身の障害や多様な発達特性を踏まえ、相互理解の促進と共生ができる環境の重要性について説明することができる。【2017人間健康学部DP(3)】 |
【評価割合 - 筆記試験《%》】 |
60 |
【評価割合 - 実技試験《%》】 |
0 |
【評価割合 - レポート《%》】 |
0 |
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】 |
40 |
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】 |
なし |
【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】 |
0 |
【テキスト】 |
必要に応じて資料を配布する。 |
【参考図書】 |
授業内で適宜紹介する。 |