授業科目名 | 配当年次 | 開講期間 | 所要単位 | 必修・選択 | 担当者名 |
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専門演習I | 3 | 前期 | 2 | 必修 | 木野村 嘉則 |
【授業の目的と概要】 |
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専門演習Ⅰでは専門演習Ⅳにて卒業論文・ゼミ論文を完成できるように研究活動の基礎について学ぶ.研究や論文の執筆は各自のペースで取り組むこととなり,授業外での計画的な取り組みが求められる.専門演習Ⅰでは,研究に必要となる文献の収集,データの処理,研究成果の発表についての基礎について,各自に設定されている締切に対して計画的に取り組み,期日に成果発表し議論することで時間の管理について学ぶ. |
【授業の方法】 |
演習形式(含ディスカッション,プレゼンテーション)にて行う. |
【各回のテーマ】 |
第1回 ガイダンス 第2回 文献検索の方法 第3回 レポート・ゼミ論の意義と留意点 第4回 研究とは何か? 第5回 研究と学問における倫理的問題 第6回 統計概念の理解 第7回 変数間の関係および差の分析の基礎 第8回 コーチング学論文抄読(1)(スポーツ動作の分析) 第9回 コーチング学論文抄読(2)(スポーツの測定評価) 第10回 コーチング学論文抄読(3)(ゲーム分析) 第11回 コーチング学論文抄読(4)(トレーニング事例) 第12回 コーチング学論文抄読(5)(スポーツ運動学) 第13回 結果の説明の仕方および図表の提示の仕方 第14回 考察の進め方 第15回 実験レポートの報告会 |
【各回の内容】 |
第1回 本講義を受講する上でのルールを確認する 第2回 文献検索の方法を学ぶ 第3回 なぜレポートやゼミ論を書くのかおよび、レポート作成時の留意点について担当者のプレゼンの後ディスカッションする 第4回 研究として定義できるものにはどのような条件があるのかについて学ぶ 第5回 研究を行う際に留意すべき倫理的な問題について概説する 第6回 関係や差を表現する方法について理解する 第7回 関係や差を分析する 第8回 課題としたバイオメカニクス的に動作分析を行った論文を発表しディスカッションする 第9回 課題としたスポーツパフォーマンスの測定評価に関する論文を発表しディスカッションする 第10回 課題としたゲーム分析に関する論文を発表しディスカッションする 第11回 課題としたトレーニング事例報告に関する論文を発表しディスカッションする 第12回 課題としたスポーツ運動学的に考察を行った論文を発表しディスカッションする 第13回 研究の結果の示し方について担当者のプレゼンの後ディスカッションする 第14回 考察の進め方について担当者のプレゼンの後ディスカッションする 第15回 実験レポートの報告について、ここまでの学習に沿ってプレゼンテーションを行う |
【事前・事後学習】 |
指定された回までにゼミ内での発表にふさわしい分量と内容のレポートの作成を進めることができるようにテキストや授業で用いる資料を予習してくる(2時間程度). 授業時間外でも研究室を訪問する等して,適宜指導を受けながらレポートの作成を進めていく(2時間程度). |
【課題に対するフィードバックの方法】 |
毎回の授業にて,作成してきたレポートやレポート内容のプレゼンテーションに関して解説することでフィードバックを行う. |
【授業の到達目標】 |
ゼミ論および卒業研究の全体像を把握し,研究とは何かを理解する【2017年人間健康学部DP(1)】 コーチング学分野の学術論文を検索し,内容をまとめプレゼンテーションを経てディスカッションできるようになる【2017年人間健康学部DP(2)】 |
【評価割合 - 筆記試験《%》】 |
0 |
【評価割合 - 実技試験《%》】 |
0 |
【評価割合 - レポート《%》】 |
70 |
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】 |
30 |
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】 |
なし |
【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】 |
0 |
【テキスト】 |
酒井聡樹『これから研究を始める高校生と指導教員のために』共立出版 |
【参考図書】 |
田中喜代次・西嶋尚彦監訳:身体活動科学における研究方法,ナップ 出村愼一『健康・スポーツ科学のための Rによる統計解析入門』杏林書院 |