授業科目名 | 配当年次 | 開講期間 | 所要単位 | 必修・選択 | 担当者名 |
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臨床心理学 | 2 | 前期 | 2 | 選択 | 髙柳 伸哉 |
【授業の目的と概要】 |
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社会のシステムの急激な変化がもたらす問題は、人々の心理的障害という形になって現れてきており、保育の場面においても、不適応な状態にある子どもや親への対応が喫緊の課題となっている。こうした課題について具体的に、臨床的事例も挙げながら学習をすすめ、精神疾患・心理的障害の知識を得るとともに、背景にある危険因子や保護因子など、予防と改善の方策について理解することを目的とする。 |
【授業の方法】 |
講義形式で行う。適宜授業内で考察問題を提示し、受動的な学修だけでなく短時間のグループワークなどを用いて能動的な学修の機会を作る。 |
【各回のテーマ】 |
第1回 オリエンテーション臨床心理学とは 第2回 臨床心理学の歴史 第3回 心の仕組みとパーソナリティ(1)心理学における性格 第4回 心の仕組みとパーソナリティ(2)ビッグファイブ 第5回 精神障害(1)統合失調症 第6回 精神障害(2)うつ病 第7回 精神障害(3)不安障害 第8回 心理アセスメント 第9回 心理療法とカウンセリング 第10回 心理療法(1)精神分析 第11回 心理療法(2)クライアント中心療法 第12回 心理療法(3)行動療法 第13回 心理療法(4)遊戯療法、芸術療法 第14回 問題行動と危機介入 第15回 まとめ |
【各回の内容】 |
第1回 臨床心理学という学問やこの授業で扱う内容について説明する。 第2回 臨床心理学という学問がどのように誕生し、社会の流れとともに変化しているのかを学習する。 第3回 心理学各派における心の構造や性格特性等についての理論を学習する。 第4回 主要な性格理論としてビッグファイブを学習し、各性格の特徴を検討する。 第5回 統合失調症の原因や症状、治療などについて学習する。 第6回 うつ病、そううつ病等の抑うつ状態についての原因や症状、治療などについて学習する。 第7回 不安に関連した障害の原因や症状、治療などについて学習する。 第8回 様々な心理状態を評価する心理アセスメントについて学習する。 第9回 心理療法とカウンセリングの差異について学習する。 第10回 精神分析の理論や方法、治療過程について学習する。 第11回 クライアント中心療法の理論や方法、治療過程について学習する。 第12回 行動療法の理論や方法、治療過程について学習する。 第13回 遊戯療法や芸術療法の理論や方法、治療過程について学習する。 第14回 問題行動が起きた時の危機介入の意義と方法について学習する。 第15回 講義のまとめと振り返り |
【事前・事後学習】 |
毎授業前までにテーマの中にある言葉について調べてくる。(2時間) 授業後は配布資料を参考に授業内容を振り返りキーワードついて調べる。(2時間) |
【課題に対するフィードバックの方法】 |
提出されたミニレポートは、採点の上で返却する。ミニレポートに記載された質問は、まとめて次回授業時に匿名にて全体に提示し、共有する機会を持つ。 |
【授業の到達目標】 |
代表的な精神疾患・心理的障害や心理療法の特徴、心理的支援の重要性について説明することができる。【2018人間健康学部DP(2)】 日常生活や一般社会における心の問題に関して、臨床心理学をふまえて問題理解と解決を考えることができる。【2018人間健康学部DP(2)】 |
【評価割合 - 筆記試験《%》】 |
60 |
【評価割合 - 実技試験《%》】 |
0 |
【評価割合 - レポート《%》】 |
0 |
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】 |
40 |
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】 |
なし |
【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】 |
0 |
【テキスト】 |
必要に応じて資料を配布する。 |
【参考図書】 |
授業内で適宜紹介する。 |