授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
教育実習研究 4 前期 2 選択 上田 裕司


【授業の目的と概要】

本講義は、中学校及び高等学校で教育実習を行うにあたって、教育実習の意義・目的に関する理解を深めると共に、充実した実習にするための準備や心構えを習得することを目的とする。事前指導(12回)においては、①教育実習の意義や目的を確認する、②担当教科の授業案の作成、模擬授業に取り組む、③実習日誌の記入方法を学ぶなどの3点に取り組む。事後指導(3回)では、各自の体験を振り返ると共に、プレゼンテーションを通して受講者全員で経験を共有する。それらをもとに、現在の学校現場が抱える課題の内実とそれに対応するために必要な能力について再確認する。

【授業の方法】

講義及び演習(グループワーク)

【各回のテーマ】

第1回 (1)授業の概要 (2)学校教員について

第2回 教育実習の意義と目的

第3回 指導案(細案)の構造

第4回 体育授業の指導案(略案)の作成Ⅰ

第5回 体育授業の指導案(略案)の作成Ⅰ

第6回 保健授業の指導案(略案)の作成Ⅱ

第7回 保健授業の指導案(略案)の作成Ⅱ

第8回 体育模擬授業

第9回 体育模擬授業の振り返り

第10回 保健模擬授業

第11回 保健模擬授業の振り返り

第12回 教育実習の心構え

第13回 教育実習の振り返りと課題

第14回 教師とは

第15回 教育実習研究のまとめ

【各回の内容】

第1回 (1)本講義の概要を理解する。 (2)学校現場において教員が果たす役割と資質・能力について考える。

第2回 教育実習の意義と目的を確認し,充実した実習を行うことができるように自己の目標を明確にする。

第3回 指導案(細案)の構造(1.日時など 2.単元目標 3.単元の評価規準  4.単元について:①教材観 ②生徒観 ③指導観 5.単元計画 6本時の指導:①本時の目標 ②本時の評価規準  ③本時の展開 7.本時の評価  8.板書例 他)を理解する。

第4回 体育授業の指導案を作成する。

第5回 体育授業の指導案を作成する。

第6回 保健授業の指導案を作成する。

第7回 保健授業の指導案を作成する。

第8回 作成した指導案をもとに体育模擬授業の実践と課題の発見。

第9回 実践した体育模擬授業の振り返りを行い,改善点を検討する。

第10回 作成した指導案をもとに保健模擬授業の実践と課題の発見。

第11回 実践した保健模擬授業の振り返りを行い,改善点を検討する。

第12回 学級担任の役割,保健体育教員の役割について考え,再度,自己の教育実習の目標を確認する。

第13回 教育実習の経験を通して教育実習で得ることができた知見を明らかにするとともに,同時に自己の問題点と課題 を発見する。

第14回 教育実習の経験を通して,学校教員に求められ る教師の資質・能力についてグループでまとめ発表する。

第15回 教育実習の振り返りと課題レポートの作成。

【事前・事後学習】

毎回の講義の事前課題の追求(2時間程度),事後の学習を通じて,充実した教育実習が行えるように自己課題をまとめる(2時間程度)。

【課題に対するフィードバックの方法】

学生の事前レポートを確認し,個人の課題が認識できるように個別の指導を行う。

【授業の到達目標】

教育実習の意義,内容,日程などを把握している。 。

保健体育科の学習指導案の作成と学習内容に応じた指導方法を用いて授業実践ができたか

教師に求められる役割を理解し,教師として身に付けるべき資質・能力を具体的にまとめることができる。

【評価割合 - 筆記試験《%》】
【評価割合 - 実技試験《%》】
【評価割合 - レポート《%》】
50
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

学習指導案(細案)の作成点(50点)

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
【テキスト】

指定なし

【参考図書】

文部科学省 中学校学習指導要領解説 保健体育編

文部科学省 高等学校学習指導要領解説 保健体育編・体育編