授業科目名 | 配当年次 | 開講期間 | 所要単位 | 必修・選択 | 担当者名 |
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専門演習II | 3 | 後期 | 2 | 必修 | 丹下 悠史 |
【授業の目的と概要】 |
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専門演習IIでは授業研究の方法を学ぶことで「学び続ける教師」としての資質を高めることを目的とする。具体的には、前半ではテキストを通して授業研究の意義・特質を検討する。後半では受講生が各自に課題を設定し、教科等もしくは指導法に関する研究を行う。 |
【授業の方法】 |
演習形式で授業を実施する。授業内容に応じて、ディスカッション及びグループワークを取り入れる。 |
【各回のテーマ】 |
第1回 ガイダンス 第2回 授業研究とは何か (1)授業研究を創るために 第3回 授業研究とは何か(2)授業研究の主体は誰か 第4回 授業研究とは何か(3)教師は授業研究をどう経験するのか 第5回 授業研究とは何か(4)実践経験者から生み出される授業記録と意味解釈 第6回 授業研究とは何か(5)教師と研究者の対話に基づく校内研修の充実 第7回 授業研究とは何か(6)子どもの思考と人間形成に視座をおく 第8回 授業研究とは何か(7-9)授業研究に期待する 第9回 授業研究とは何か(10)日本の授業研究の独自性とこれから 第10回 研究課題の設定 第11回 レポート作成の方法 第12回 資料の収集 第13回 資料の分析 第14回 レポートの執筆 第15回 研究発表会 |
【各回の内容】 |
第1回 授業の進め方を確認し、前半のテキスト輪読の形式を理解する。 第2回 授業研究と授業の関係を理解する。 第3回 授業研究における教師の主体性の問題を検討する。 第4回 授業研究を通した教師の成長可能性を検討する。 第5回 授業研究において教師が記録にもとづき語ることの意味を探究する。 第6回 校内研修における授業研究の位置づけや研究者の関与のあり方を検討する。 第7回 授業研究の一形態としての授業分析の方法とその理念を理解する。 第8回 熟達した教師の授業観を考察する。 第9回 世界と比較した日本の授業研究の特質を理解する。 第10回 教科等の教育活動もしくは指導法の中から自身の研究テーマを設定する。 第11回 教育研究レポートの執筆の仕方を理解し、構成を作成する。 第12回 資料収集の方法を知り、研究テーマに則した資料を収集する。 第13回 収集された資料を整理し自身の問題関心に位置づける。 第14回 各自の関心にもとづいた研究レポートを作成する。 第15回 完成した研究レポートを発表し相互評価する。 |
【事前・事後学習】 |
テキスト購読は輪読制で行う。担当者が要約資料を用意するだけでなく、参加者は事前に担当教員が配布するワークシートにしたがい各章の内容に関する問題への解答を準備してくる(2時間程度)。 授業後は議論の内容の記録を各自で作成する(2時間程度)。 個人研究は、授業時間外に資料収集や個別指導を受けることといった自主的な学習活動を課す(週4時間程度)。 |
【課題に対するフィードバックの方法】 |
演習形式により授業を進める中で、発表資料等の学生の成果物および発言にはその都度フィードバックを行う。 課題の研究レポートには個別に事後指導を行う。 |
【授業の到達目標】 |
授業分析の概要を理解し、その意義を説明できる【2017人間健康学部DP(2)】 実践の改善に資する教材研究を自身で進めることができる【2017人間健康学部DP(2)】 |
【評価割合 - 筆記試験《%》】 |
0 |
【評価割合 - 実技試験《%》】 |
0 |
【評価割合 - レポート《%》】 |
50 |
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】 |
20 |
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】 |
第15回に行う研究発表 |
【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】 |
30 |
【テキスト】 |
鹿毛雅治・藤本和久編著、授業研究を創る、教育出版 |
【参考図書】 |
適宜紹介する。 |