授業科目名 | 配当年次 | 開講期間 | 所要単位 | 必修・選択 | 担当者名 |
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医療概論 | 1 | 前期 | 2 | 選択 | 渡辺 弥生 |
【授業の目的と概要】 |
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昨今の医学・医療技術の進展は目覚ましい。わが国は少子高齢社会となり、より一層保健医療福祉の充実がのぞまれる。その保健医療は誰のものかと言えば、私たち一般人のものであることはいうまでもない。誰もが安心して保健医療福祉を利用することができるよう、医療に関する基礎的知識を理解しておくことも大切である。ここでは医療に関心のある一般の人にとっても身近な、日本の保健医療サービス、医療保険制度の仕組み、医療をめぐる倫理などについて学習することを目的とする。教員の医療専門職としての実務経験を活かし、よりリアルな医療の現場の問題点や現場の専門職の生命への畏敬や思いについても同時に伝える。以上の内容を講義形式で行う。 |
【授業の方法】 |
講義中心 ディスカッション グループワーク |
【各回のテーマ】 |
第1回 ガイダンス医療を支える人々 第2回 保健制度の始まりと医療システム 第3回 日本医療保険制度 第4回 医療の新しい形態 第5回 医療と経済 第6回 医療の歴史 第7回 医療の発展1 第8回 医療の発展2 第9回 近代医学の発達 第10回 日本の近代化と医療の発達 第11回 現代の人口環境と健康問題 第12回 チーム医療 第13回 チーム医療を支えるシステム 第14回 診療ガイドライン 第15回 先端医療に伴う生命倫理問題 |
【各回の内容】 |
第1回 チーム医療、コメディカルの役割について理解する。 第2回 医療サービスの在り方を理解しサービスが適切なものであるか、上手に利用できるかどうか判断できるようにする。 第3回 医療保険制度とその仕組みを理解する。 第4回 医療の抱える経済的な制度の在り方とその効率性について理解する。 第5回 医療の抱える経済的な制度の在り方とその効率性について理解する。 第6回 医療の歴史を知ることで現在、未来のいりょうについて考える。 第7回 医療の各分野の発達について学び、現在の医療の在り方について理解を深める。 第8回 医療の各分野の発達について学び、現在の医療の在り方について理解を深める。 第9回 近代医学の発達によって人々にどのような利点をもたらしたか理解を深める。 第10回 日本における医療制度の発達について理解する。 第11回 人口環境と健康問題について地域差に着目して理解する。 第12回 現代の医療現場で求められる「チーム医療」の基本的な構成メンバーや組織について理解する。 第13回 「チーム医療」の理念や仕組み、利用方法について理解する。 第14回 診療ガイドラインについて理解するとともに、患者の権利について理解する。 第15回 医療における倫理観について考える。 |
【事前・事後学習】 |
①シラバスに関わる内容の確認、用語を調べておく ②授業後は配布資料を読み返し、不明点が次回質問できるようにする。 ③新聞やテレビ、などから医療に関する記事に注目し、知識をもって参加する。 ④グループワークなどは積極的に議論に参加し、 前後は4時間学習する。 |
【課題に対するフィードバックの方法】 |
提出されたレポートは添削、採点後返却する。 課題レポートは、全体で共有する機会を持つ。 |
【授業の到達目標】 |
日本の医療の現状を説明できる。【人間健康2019DP(1)】 医療の問題と対策について自分なりの意見が述べられる。【人間健康2019DP(2)】 最先端の医療とここに来るまでの歴史について説明できる。【人間健康2019DP(1)】 医療の活用方法について意見を述べる事ができる。【人間健康2019DP(1)】 国民として医療を支える方法を述べる事ができる。【人間健康2019DP(3)】 |
【評価割合 - 筆記試験《%》】 |
70 |
【評価割合 - 実技試験《%》】 |
0 |
【評価割合 - レポート《%》】 |
20 |
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】 |
10 |
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】 |
なし |
【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】 |
0 |
【テキスト】 |
健康管理士一般指導員テキスト(1)日本成人病予防協会*健康管理士希望者 健康管理士一般指導員テキスト(6)日本成人病予防協会*健康管理士希望者 資料適宜配布 |
【参考図書】 |
千代豪昭、黒田研二「学生のための医療概論」医学書院 厚生統計協会編 国民衛生の動向 日野原重明「医学概論」医学書院 日本国際保健医療学会編「国際保健医療学」杏林書院 |