授業科目名 | 配当年次 | 開講期間 | 所要単位 | 必修・選択 | 担当者名 |
---|---|---|---|---|---|
総合演習I | 2 | 前期 | 2 | 必修 | 木野村 嘉則 |
【授業の目的と概要】 |
---|
本演習では,文章に書いてある論理展開を読み取り,それぞれの文章に書いてある内容を理解できるようになることです.また,自らの意見を論理的に説明できるようになることを目指します.とくに,その際には,資料を基にした記述と,自分の意見を分けて記述しながら結論に至ることができるようになることを目指します. |
【授業の方法】 |
演習形式(含プレゼンテーション)にて行う. |
【各回のテーマ】 |
第1回 ガイダンス 第2回 レポートとは何か? 第3回 レポートを書く目的 第4回 良いレポートと悪いレポートの分類 第5回 レポートの分析(文献の内容を理解する) 第6回 資料の要約の作成 第7回 レポートを用いた意見発表 第8回 分かりやすい文章の条件 第9回 指示語を意識した論理展開の工夫 第10回 明確な文章作成のコツ 第11回 主張と事実の整理 第12回 資料の調べ方 第13回 データのまとめ方 第14回 資料を基にした論理の作成とフィールドの設定 第15回 本演習のまとめ |
【各回の内容】 |
第1回 本講義を受講する上でのルールを確認する. 第2回 レポートの構成を考え,レポートとなる条件について理解する. 第3回 レポートでは何が問題とされていて,どのようなことを書けばいいのかの大枠を理解する. 第4回 事例を基に,レポートの良し悪しについて議論する. 第5回 文献に記述してある骨子を抜き出し,この文献の主題を理解できるようになる. 第6回 資料の内容の要約作成の演習を行う. 第7回 授業にて用いた文献の中で最も興味深かったテーマとその理由について,作成したレポートを基に発表する. 第8回 前時までに作成したレポートについて,他者に伝わりにくくなる文章を抜き出し修正する. 第9回 指示語を適切に用いることで,文章の理解度を高める方法を学ぶ. 第10回 ある1つの文が複数の意味を持たないようにするコツについて学ぶ. 第11回 自分の主張と,事実としてあるものを明確に分けて記述するコツを学ぶ. 第12回 文献検索の方法,文献で得られる情報の種類について理解する. 第13回 与えられた数値データをまとめ,記述できるように整理する. 第14回 資料にて調べた情報を組み合わせ,自らの主張を作成する.また,資料を基にフィールドワークの場面を設定する. 第15回 前期の学びをまとめ,レポートとは何かについての理解を深める. |
【事前・事後学習】 |
毎回指定されるレポートを作成(2時間程度)して授業に臨むことが必要です(事前学習). 授業内容を基に,自身が作成してきたレポートを分析し,次週のレポート作成への課題を整理すること(2時間程度)が必要です(事後学習). |
【課題に対するフィードバックの方法】 |
事前に作成したレポートを教材として授業を展開していきます.授業を通じて,課題のポイントを解説し,各自のレポートへのフィードバックも行います. |
【授業の到達目標】 |
大学にて求められるレポートや,学術論文がどのような目的の文章なのか説明できるようになる【2018全学共通DP(2)】 資料や文献の情報を整理し,それらの内容を他者に正確に伝えられるようになる【2018全学DP(2)(3)】 資料を利用しながら自らの主張を論理的に説明し,ディスカッションできるようになる【2018全学DP(4)】 |
【評価割合 - 筆記試験《%》】 |
0 |
【評価割合 - 実技試験《%》】 |
0 |
【評価割合 - レポート《%》】 |
70 |
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】 |
30 |
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】 |
なし |
【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】 |
0 |
【テキスト】 |
酒井聡樹『これから研究を始める高校生と指導教員のために』共立出版 |
【参考図書】 |
出村愼一『健康・スポーツ科学のための Rによる統計解析入門』杏林書院 |