授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
日本語表現II 1 後期 2 選択 伊藤 恵美子


【授業の目的と概要】

この授業は、受講生の能動的な協働活動に依り行います。大学での学修に必要なコミュニケーション能力(伝える力・受けとめる力)とライティング能力(客観的な文章を書く力)を身につけるため、実践的な日本語の表現活動を課題(タスク)ベースで進めていきます。タスクは受講生同士の対話、つまりピア活動を通して行います。「日本語表現Ⅰ」に引き続き、本を紹介し、批判的に分析するグループワークを行います。正確な文や表現を書くため、毎回の授業で基本的な漢字・語彙の確認作業も続行します。前期科目「日本語表現Ⅰ」から連続する内容なので、「日本語表現Ⅰ」を履修済みであることが望ましいです。

【授業の方法】

授業は講義形式にアクティブ・ラーニング(グループワーク・プレゼンテーション)を取り入れて行います。

【各回のテーマ】

第1回 オリエンテーション

第2回 漢字・語彙の確認、情報を読んで伝える(1)

第3回 漢字・語彙の小テスト、情報を読んで伝える(2)

第4回 漢字・語彙の確認、アウトラインを書く(1)

第5回 漢字・語彙の小テスト、アウトラインを書く(2)

第6回 漢字・語彙の確認、ポスター発表を準備する(1)

第7回 漢字・語彙の小テスト、ポスター発表を準備する(2)

第8回 漢字・語彙の確認、ポスター発表する(1)

第9回 漢字・語彙の小テスト、ポスター発表する(2)

第10回 漢字・語彙の確認、ブック・レポートを書く(1)

第11回 漢字・語彙の小テスト、ブック・レポートを書く(2)

第12回 漢字・語彙の確認、内容を検討する(1)

第13回 漢字・語彙の小テスト、内容を検討する(2)

第14回 表現・形式を点検する

第15回 まとめ

【各回の内容】

第1回 授業の進め方・出席・課題・評価等について説明する

第2回 読み取った情報を伝える(1)

第3回 読み取った情報を伝える(2)

第4回 複数の本を比較して、テーマに関する理解を深める(1)

第5回 複数の本を比較して、テーマに関する理解を深める(2)

第6回 ポスターのレイアウトを考える

第7回 ポスターの効果的な発表を考える

第8回 ポスター発表する、発表者へ質問・コメントをする(1)

第9回 ポスター発表する、発表者へ質問・コメントをする(2)

第10回 読んだ本の情報を正しい形式で引用する(1)

第11回 読んだ本の情報を正しい形式で引用する(2)

第12回 読み手と協力して相手に伝わるレポートにする(1)

第13回 読み手と協力して相手に伝わるレポートにする(2)

第14回 レポートの表現・形式のポイントを知る

第15回 学んだことを振り返り、今後に活かす

【事前・事後学習】

テキスト『日本語検定 必勝単語帳 入門編』の課題を毎日行うこと(40分程度×6日)。

【課題に対するフィードバックの方法】

課題については、翌週の授業で紹介し、全体で共有します。

小テストの結果は、翌週の授業で解説を行います。

【授業の到達目標】

日本語のバリエーションを理解して、適切に運用できる【2019全学共通DP(2)】

課題達成に向けて、受講生同士が協力して取り組み、互いに貢献できる【2019全学共通DP(3)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
0%
【評価割合 - 実技試験《%》】
0%
【評価割合 - レポート《%》】
0%
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
30%
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

課題40%、小テスト30%(5×6回)

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
【テキスト】

大島弥生・大場理恵子・岩田夏穂・池田玲子(2012)『ピアで学ぶ大学生・留学生の日本語コミュニケーション:プレゼンテーションとライティング』ひつじ書房

東京書籍研修部(2008)『日本語検定 必勝単語帳 入門編』東京書籍

【参考図書】

野田春美・岡村裕美・米田真理子・辻野あらと・藤本真理子・稲葉小由紀(2016)『グループワークで日本語表現力アップ』ひつじ書房