授業科目名 | 配当年次 | 開講期間 | 所要単位 | 必修・選択 | 担当者名 |
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文学 | 1 | 後期 | 2 | 選択 | 服部 このみ |
【授業の目的と概要】 |
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明治期から第二次世界大戦後にかけての文学を文化史および文学史の観点から講義する。 文学史的な知識の形成のみではなく、日本近代社会の成立に近代文学が大きな影響力を持ったことを考察する。 代表的な作品の本文に出来る限り触れ、実際に読むことを通して、それぞれの作品の特徴を理解するとともに、時代との関連について考察する。 |
【授業の方法】 |
講義形式で授業を行う。 |
【各回のテーマ】 |
第1回 ガイダンス 第2回 近世から近代へ(明治初年~10年代) 第3回 言文一致(明治20年代) 第4回 悲惨小説と観念小説(明治30年代) 第5回 自然主義(明治40年代) 第6回 夏目漱石の作品(明治から大正へ1) 第7回 森鴎外の作品(明治から大正へ2) 第8回 耽美派(明治から大正へ3) 第9回 白樺派(大正前期) 第10回 新現実主義(大正後期) 第11回 プロレタリア文学(大正末~昭和初期1) 第12回 芸術派(大正末~昭和初期2) 第13回 昭和10年代の文学 第14回 戦後の文学 第15回 まとめ |
【各回の内容】 |
第1回 授業内容と方法についてのガイダンスを行う。 第2回 明治初年から10年代の文学の特色や背景について講義する。 第3回 「言文一致」に貢献した文学の特色や背景について講義する。 第4回 明治30年代前後の文学の特色や背景について講義する。 第5回 「自然主義」とその代表的な作家および作品について講義する。 第6回 夏目漱石の作品について講義する。 第7回 森鴎外の作品について講義する。 第8回 「耽美派」とその代表的な作家および作品について講義する。 第9回 「白樺派」とその代表的な作家および作品について講義する。 第10回 「新現実主義」と、そこに含まれる作家および作品について講義する。 第11回 「プロレタリア文学」について講義する。 第12回 「芸術派」(とくに「新感覚派」)について講義する。 第13回 昭和10年代に描かれた文学の特色や背景について講義する。 第14回 敗戦直後(昭和20年代)に書かれた文学の特色や背景について講義する。 第15回 まとめを実施する。 |
【事前・事後学習】 |
授業前に、各回の内容に関連する作家や作品、時代についてインターネットなどで調べておく(1時間程度) 授業後は配布資料を参照し、代表的な作品の特色や背景を理解するとともに、授業内で紹介した作品を実際に読み、感想をまとめる(3時間程度) |
【課題に対するフィードバックの方法】 |
毎回の授業で回収する課題プリントに書かれた内容を適宜授業において紹介し、全体で共有する。 |
【授業の到達目標】 |
日本の近代文学の歴史の概要を説明することができる。【2019全学共通DP(1)】 主要な作家・作品の概要を説明することができる。【2019全学共通DP(1)】 |
【評価割合 - 筆記試験《%》】 |
【評価割合 - 実技試験《%》】 |
【評価割合 - レポート《%》】 |
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】 |
30 |
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】 |
各回の内容に関する課題プリントの提出。(予習した内容や読んだ作品の感想などを記入する) |
【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】 |
70 |
【テキスト】 |
なし(プリントを適宜配布) |
【参考図書】 |
秋山虔・三好行雄編著『新日本文学史』文英堂 |