授業科目名 | 配当年次 | 開講期間 | 所要単位 | 必修・選択 | 担当者名 |
---|---|---|---|---|---|
衛生学 | 2 | 後期 | 2 | 選択 | 尚 爾華 |
【授業の目的と概要】 |
---|
健康に生き、健やかに老いることは、世の中の最大の課題となっている。衛生学(公衆衛生学を含む)の講義では、食品衛生をはじめ、感染症予防、労働衛生管理、環境問題など幅広い分野の課題について学ぶ。 |
【授業の方法】 |
講義形式で行う。授業内容に応じてグループワークとプレゼンテーションを実施する。 |
【各回のテーマ】 |
第1回 概論-衛生学・公衆衛生学の歴史、領域、概論 第2回 感染症の予防 第3回 食中毒(細菌性食中毒) 第4回 食中毒(ウイルス性食中毒) 第5回 食中毒(自然毒食中毒) 第6回 食中毒(化学性食中毒) 第7回 DVD「食中毒」を視聴する。中間テストを行う。 第8回 食品添加物。金属、放射線よる食品汚染;寄生虫による食品汚染 第9回 地域保健と衛生行政 第10回 学校衛生(学校保健) 第11回 産業衛生(労働衛生) 第12回 環境衛生(環境汚染の問題と健康影響) 第13回 母子衛生(母子保健) 第14回 期末プレゼンテーションを実施する。相互評価を行う。 第15回 全体の内容を復習し、練習問題の解説をする。 |
【各回の内容】 |
第1回 衛生学・公衆衛生学の歴史(健康観の変遷)、衛生学の概念、疾病の自然史、現代の衛生問題 第2回 感染症の種類、症状、予防について学ぶ。 第3回 食品衛生の定義、対象・範囲、細菌性食中毒の症状、原因食品、予防方法などについて学ぶ。 第4回 ウイルス性食中毒の症状、原因食品、予防方法について学ぶ。 第5回 自然毒食中毒の症状、原因食品、予防方法について学ぶ。 第6回 化学毒食中毒、その他の食中毒の症状、原因食品、予防方法について学ぶ。 第7回 DVD「食中毒」を視聴する。中間テストを行う。 第8回 食品添加物の安全性、商品の表示などの実例について学ぶ。有害金属、放射線により汚染された食品が引き起こす健康被害について学ぶ。肉類、魚介類、果物などの寄生虫の種類、識別方法、食事する際の注意事項について学ぶ。 第9回 プライマリー・ヘルス・ケア,ヘルスプロモーション,集団アプローチ,ハイリスクアプローチ,わが国の保健・医療制度,地域住民の健康づくり、保健所の仕事内容について学ぶ 第10回 学校の安全、給食の衛生問題、学校感染症について学ぶ。 第11回 労働衛生管理のしくみ、健康に影響を与える労働環境の改善について学ぶ。職業性疾病の要因と予防対策を学ぶ。 第12回 地球環境(温室効果ガス、オゾン層の破壊)や生活環境(大気汚染、環境ホルモン)と健康の関係について学ぶ。 第13回 母子保健統計、母子保健サービスの現状、子供の健康と環境(エコチル調査)について学ぶ。 第14回 期末プレゼンテーションを実施する。相互評価を行う。 第15回 全体のまとめをする。練習問題の解説をする。 |
【事前・事後学習】 |
授業前に事前に配布されたプリントを熟読し、関連する内容を予習すること(2時間程度)。授業後にノートを整理し、振り返りシートを記入すること(2時間程度) |
【課題に対するフィードバックの方法】 |
課題レポート・小テストは翌週フィードバックし、解説とともに解答例を提示し、全体で共有する。 |
【授業の到達目標】 |
衛生学・公衆衛生学の見地から衛生学的諸問題に関する知識と理論を理解できる。【2018人間健康学部DP(1)】 衛生学的諸問題の解決能力を身につけることができる。【2018人間健康学部DP(2)】 |
【評価割合 - 筆記試験《%》】 |
60 |
【評価割合 - 実技試験《%》】 |
0 |
【評価割合 - レポート《%》】 |
0 |
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】 |
20 |
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】 |
授業時間内で中間テスト(7回目)と期末プレゼンテーション(14回目)を実施する。 |
【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】 |
20 |
【テキスト】 |
健康管理士一般指導員テキスト4 「生活を守る栄養学」 |
【参考図書】 |
柳川 洋 他編著 「社会・環境と健康 公衆衛生学 第4版」 医歯薬出版株式会社 健康管理士一般指導員テキスト4 「生活を守る栄養学」 |