授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
総合演習II 2 後期 2 必修 丸岡 利則


【授業の目的と概要】

この演習は、人間学のテーマについて自分の言葉で考え、それを自分の言葉で伝えることが目的である。人間学概論で学んだテーマの核心を捉え、それを言葉で組み立てることである。さらには、そこから自分の言葉にして他者に伝える方法を学ぶ。

【授業の方法】

演習形式で授業を行う。演習の内容の大半は、人間学のテーマの意味を理解することにある。そこでは、学生が意見を出し合いながら、ディスカッションによって、そのテーマの核心が捉えられるようになることにある。

【各回のテーマ】

第1回 個人という意味と「近代」を考える

第2回 他者の規定を考える

第3回 個人と社会との関係を考える

第4回 意味という意味を考える

第5回 家族という意味を考える

第6回 地域という意味をテーマにして考える・大学祭の準備

第7回 社会という意味をテーマにして考える・大学祭の準備

第8回 社会についての問題意識を高める意味を考える・大学祭の参加

第9回 個人と社会との結びつきを考える

第10回 社会関係を考える

第11回 主体と客体を考える

第12回 生活問題を議論する

第13回 地域問題を議論する

第14回 社会問題を議論する

第15回 生活問題の解決するという理論を考える

【各回の内容】

第1回 個人という意味を近代概念から明らかにする

第2回 他者の規定と限定を先行理論から考える

第3回 個人と社会との関係を人間関係から考える

第4回 意味という病をもつという意味を考える

第5回 家族関係という制度を理論から考える

第6回 大学祭の参加の方法(地域をテーマにする)

第7回 大学祭の企画運営(社会をテーマにする)

第8回 大学祭参加(社会について自己の問題意識から考える)

第9回 個人と社会との結びつきを関係として考える

第10回 個人と社会制度との社会関係を考える

第11回 主体的側面と客体的側面から主体的側面の制度との関係を考える

第12回 個人の欲求と社会から生活問題を議論する枠組みを変換する

第13回 地域問題を家族と社会から議論する

第14回 生活問題を解決するために何をすればよいのかを考える

第15回 自分の理想の生活像をイメージから作り出すこと

【事前・事後学習】

1.文章を書くこと(1時間)

2.読書についての意見を自分で言えるようになること(2時間)

3.意見の違いを認識することと、同じ意見であることを確認すること(1時間)

【課題に対するフィードバックの方法】

提出したレポートは、添削・採点の上返却する。

【授業の到達目標】

人間と福祉の意味を理解すること【2018全学共通科目DP(3)】

人間と福祉の言明について、その真偽が確かめられること【2018全学共通科目DP(3)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
50
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
40
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
10
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

なし

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
0
【テキスト】

使用しない

【参考図書】

茅野良男編集・解説「現代のエスプリ(No.376)」特集・人間学とは何か /(至文堂)1974年

岡村重夫(1983)『社会福祉原論』(全国社会福祉協議会)