授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
グローバルビジネス・リーダーシップ 3 前期 2 選択 舩木 恵一


【授業の目的と概要】

海外勤務を含む外資系企業での30年以上の実務経験をもとに本講義では「企業とグローバル人材」と「グローバル人材育成論」を履修した学生を対象に、どのようにグローバルビジネスリーダーになるのか、どのように人々を導くのか、組織はどのようにリーダーを補佐するのか、リーダーシップの資質と本質的な役割に焦点をあて、日本人がリーダーシップを発揮するにはどうすべきかを理解することを目指します。

【授業の方法】

講義方式と演習方式を併用します。講義方式では毎回テーマに沿った授業を行い、演習方式では、教員が提示するテーマに基づいて、①ディスカッション②ディベート③プレゼンテーションを実施してゆきます。

【各回のテーマ】

第1回 オリエンテーション~講師紹介 ビジネスのリーダーシップとは

第2回 インターナショナルとグローバルの違いとは何か

第3回 グローバリゼーションは世界を滅ぼすのか

第4回 グローバル人材とはコミュニケーション能力なのか

第5回 ①ディスカッション 尊敬するビジネスリーダー

第6回 リーダーとマネージャーの違いとは何か

第7回 ビジネスにおいて守るべきモラルとは

第8回 世界はどのように分類できるのか

第9回 ②ディベート グローバルで戦える人材の思考パターンとは

第10回 外資系企業にチームワークは存在しないのか

第11回 検索だけで教養は身につくのか

第12回 ディモチベーターとなる要素にはなにがあるのか

第13回 成功するリーダーの共通点とは

第14回 プレゼン準備 これまでの学びと個人の考え①②を交えて③を作成する

第15回 ③プレゼンテーション どうしたら日本人がグローバル人材になれるのか

【各回の内容】

第1回 授業の進め方、各回のテーマ、講師紹介、レポート作成手順の紹介

第2回 日本人が誤解しやすい言葉の意味 グローバルな問題には何があるのか

第3回 グローバリゼーションの歴史と現状 各国で起きている現象の理解

第4回 グローバル人材の再定義 言語能力はどこまで重要なのか

第5回 自分の尊敬するビジネスリーダーを選びその理由を説明する

第6回 中間管理職とビジネストップの違いを理解する

第7回 コンプライアンスとモラルの違い 仕事における倫理について考察する

第8回 文化の世界地図で世界を俯瞰的にみる グローバルマインドとはどういうものか

第9回 競争力のある人材が持つ思考パターンについて意見を述べ合う

第10回 外資系企業と日本企業の常識の違いを理解する

第11回 ググる(検索)とリベラルアーツ(教養)の違いを理解する

第12回 海外との取引でうまくいかない要因には何があるのかを考察する

第13回 ビジネスリーダーに求められる資質について理解する

第14回 各自で日本人がリーダーになるためのプレゼン文書を作成する

第15回 日本人の特性を踏まえたグローバル人材について考えを発表する

【事前・事後学習】

初回と演習方式の授業日以外は、必ずテーマに関する主要な問い(講義内で提示します)について2時間程度事前に調べ、その内容をレポートできるように予習してください。授業後は、授業前に調べた内容と講義内容を照らし合わせ、疑問点を抽出し2時間程度復習することで、テーマやキーワードの内容の理解を深めてください。また演習方式の授業は提示された内容の準備を事前に2時間程度行ってください。

【課題に対するフィードバックの方法】

毎回所定のフォーマットを配布します。⑴授業前に予習した内容を書いてください。⑵授業終了前に自身の予習内容と講義内容の比較検討を行い、学びのポイントを書いてください。フォーマットには講義への要望なども記載可能ですので、教員とのコミュニケーションが図れます。記入内容は添削・採点の上、翌週の講義時間に返却しフィードバックを行います。

【授業の到達目標】

グローバルビジネスをけん引するリーダーシップに関して理解・説明ができる【2017経営学部DP⑴】

グローバル時代における日本人ビジネスリーダーの在り方について理解・説明ができる【2017経営学部DP⑵】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
0
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
50 予習内容と講義後の学びのポイントに関するレポート(毎回)
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
10
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

演習方式の授業日において、求められた課題内容に真面目かつ熱意をもって取り組んでいるか。発表内容やプレゼンテーションが実施条件をクリアしているか。他学生の意見を参考にし、テーマに関する理解を深め自己の意見を組み立てているかを総合的に判断します。

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
40
【テキスト】

ありません。教員が毎回資料を用意します。

【参考図書】

ウォレン・ベニス 「リーダ―になる」海と月社 2008年

倉本由香里 「グローバル・エリートの時代」講談社 2012年

渥美育子 「世界で戦える人材の条件」PHP研究所 2013年

トム・マーカート 「外資のオキテ」Disvover21 2008年

Erin Meyer 「The Culture Map」Public Affairs