授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
国際貿易論 3 前期 2 選択 若林 努


【授業の目的と概要】

国境を越えて日常的に行なわれている経済取引(輸出、輸入)の事例を取り上げ、個々の取引業者(個人や商社)が国内で販売するより、国外(海外)への販売(輸出)を選択する理由や条件を明らかにします。そして、儲け(利益)をねらって行なわれる取引業者の輸出・輸入活動が国の経済全体にどのようなマクロ的経済効果を与えるかを明らかにし、理解を深める。

【授業の方法】

講義形式で行う。

【各回のテーマ】

第1回 国際取引とは

第2回 国内取引と貿易取引

第3回 貿易の当事者

第4回 貿易の役割

第5回 輸出取引の流れ

第6回 為替の概念と差損益

第7回 金利の概念と金利裁定

第8回 輸出の動機

第9回 輸出と国民所得

第10回 輸出と経常収支

第11回 輸出拡大の手段

第12回 輸出の障壁

第13回 輸入の動機と効果

第14回 輸入の促進要因

第15回 まとめ

【各回の内容】

第1回 国際経済取引の概要を理解する。

第2回 国内取引と外国貿易の関係について理解する。

第3回 貿易を行う個人や企業の行動について理解する。

第4回 マクロ経済に及ぼす貿易の役割について理解する。

第5回 輸出、輸入の経済取引の過程について理解する。

第6回 為替の役割について理解する。

第7回 金利の概念と経済取引における影響について理解する。

第8回 貿易が行われる要因について理解する。

第9回 国民所得に及ぼす輸出の影響、その度合いについて理解する。

第10回 貿易の国際収支に及ぼす影響について理解する。

第11回 外国貿易の必要性と促進策について理解する。

第12回 保護貿易の概念とその必要性について理解する。

第13回 経済取引における輸入の必要性について理解する。

第14回 輸入の増大する経済的要因について理解する。

第15回 経済取引(輸出・輸入)のメカニズムを要約し確認する。

【事前・事後学習】

①事前学習として2時間程度、次回のテーマについて指示する参考図書を利用して予習をして授業に臨むようにする。

②事後学習として2時間程度、講義内容の確認と講義で指摘した専門用語(英語)の概要をまとめる。新聞・雑誌の経済・貿易欄を読み、実物市場の情報を得るようにする。

【課題に対するフィードバックの方法】

①課題に対して提出されたレポートは、添削・採点しコメントをつけて返却する。

②レポートの課題について、翌週の講義で解説し共通の理解を得るようにする。

【授業の到達目標】

商取引(輸出・輸入)が取引業者や企業活動に与える影響について説明できる。【2019経営学DP(1) 部】

各国の経済に与える多面的な影響について説明できる。【2019経営学部DP(2) 】

輸出・輸入のメカニズム、経済条件、影響について説明できる。【2019経営学部DP(1) 】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
50
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
20
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
30
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

なし

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
0
【テキスト】

プリントを配布します。

【参考図書】

若林努・山田建治著、やさしい国際経済学、成文堂