授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
組織行動論 3 後期 2 選択 寺島 雅隆


【授業の目的と概要】

組織行動論は、組織の中の人々の心理の動きや行動を体系的に取り扱う学問です。組織といっても、グループから企業や国家まで様々なレベルがあり、個人も様々です。個人においては、モチベーションや意思決定が普段に関係しあい、それが組織全体のパフォーマンスに影響します。逆に、組織全体から個人の心理・行動に作用することもあります。それらを経営学的事例と実験を通して考える機会としましょう。そして人間と組織の本質に迫っていきましょう。

【授業の方法】

講義形式

組織行動に関するディスカッションの機会を設ける。

【各回のテーマ】

第1回 概要説明:組織行動論とは何か

第2回 モチベーション理論

第3回 意思決定論

第4回 チームビルディング1-学習組織理論

第5回 チームビルディング2-ティール組織論

第6回 法とルール

第7回 力(パワー)と政治

第8回 対立と交渉

第9回 ダイバーシティ

第10回 組織と倫理・道徳

第11回 職場における組織行動1-人事評価とバイアス

第12回 職場における組織行動2-AIとBI

第13回 職場における組織行動3-組織変革・開発

第14回 組織変革と組織開発、小テスト

第15回 まとめ

【各回の内容】

第1回 授業の計画・進め方などについて解説します。

第2回 人間関係論以降のモチベーション理論を振り返ります。

第3回 サイモン、池谷の研究を取り上げます。

第4回 センゲの学習する組織理論を取り上げます。

第5回 ラルーのティール組織論を取り上げます。

第6回 法とルールの必要性と公正について考えます。

第7回 事例を通じて、力(パワー)と政治 の作用と是非を考えます。

第8回 事例を通じて、対立と交渉の役割と効果を考えます。

第9回 多様性について取り上げ、マイノリティについて考えます。

第10回 国家や様々な組織の中で、倫理や道徳が持つ役割について考えます。

第11回 雇用システムにおける正規雇用と非正規雇用を取り上げます。

第12回 人事評価とバイアスについて考えます。

第13回 AIとBIを考えます。

第14回 組織を変革し、開発することを考えます。

第15回 これまでの講義のまとめをします。

【事前・事後学習】

事前には、参考文献を読み、基礎知識を得て、問題点を認識する(2時間程度)。事後には、その問題点を整理し、どこまで明らかになり、何が課題かを整理しておく。また、他の企業や事例についても検証する(2時間程度)。

【課題に対するフィードバックの方法】

毎回、授業におけるレポート課題について成績をつけます。A・B・C・Dで成績をつけ、次回授業までにTOPOSに反映させます。

【授業の到達目標】

組織行動の事例を詳しく知ることができる。【2019国際ビジネス学科DP(1)】

組織行動の問題原因を理論的に説明することができる。【2019国際ビジネス学科DP(2)】

組織人として適切な行動とは何かを把握することができる。【2019国際ビジネス学科DP(3)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
0
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
60
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
0
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

小テスト

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
40
【テキスト】

なし

【参考図書】

スティーブン P.ロビンス 『組織行動のマネジメント―入門から実践へ 』ダイヤモンド社

ピーター・M. センゲ 『学習する組織――システム思考で未来を創造する』英治出版