授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
国際関係論 3 後期 2 選択 中山 孝男


【授業の目的と概要】

国際関係(特に国際ビジネス学科が重視する対アジア関係)について、基本的用語の意味とその歴史や特質が理解できるようにすることを目的とする。歴史的・政治的な国際関係に関する内容に加えて、本学科に相応しい経済的な国際関係も取り扱う。たとえば、自分たちが日常的に消費しているモノがどこで、どのように生産され、それがどのようにして自分のところに来たのか、そして最終的にどこで、どのようにして処分されるのかなど、具体的にテーマを設定して調査することもやってみたい。

【授業の方法】

基本的に講義形式で授業を進めていく。

【各回のテーマ】

第1回 この授業の紹介、受講上の約束

第2回 第1部 国際情勢の基礎を知る (1)面積

第3回 第1部 国際情勢の基礎を知る (2)人口

第4回 第1部 国際情勢の基礎を知る (3)GDP

第5回 第1部 国際情勢の基礎を知る (4)資源の生産と貿易

第6回 第1部 国際情勢の基礎を知る (5)貧困率

第7回 第1部 国際情勢の基礎を知る (6)食料自給率

第8回 第2部 地図で読む国際関係 (1)日本

第9回 第2部 地図で読む国際関係 (2)アメリカ

第10回 第2部 地図で読む国際関係 (3)新興国

第11回 第2部 地図で読む国際関係 (4)EU

第12回 第2部 地図で読む国際関係 (5)発展途上国

第13回 第2部 地図で読む国際関係 (6)グローバリゼーション

第14回 第2部 地図で読む国際関係 (7)21世紀の課題

第15回 総まとめ

【各回の内容】

第1回 この授業で学ぶ目的、内容、到達目標などについて説明する

第2回 国際関係を形成する諸国を面積から見る

第3回 国際関係を形成する諸国を人口から見る

第4回 国際関係を形成する諸国をGDPから見る

第5回 国際関係を形成する諸国を資源から見る

第6回 国際関係を形成する諸国を貧困率から見る

第7回 国際関係を形成する諸国を食料から見る

第8回 不安定な国際関係に対処を迫られる日本と世界の関係を考察する

第9回 アメリカの世界に対するリーダーシップの継続性を考察する

第10回 世界を揺さぶる成長勢力であるASEANとBRICSを考察する

第11回 壮大な実験がなされつつあるEUの歴史と課題を考察する

第12回 発展途上国の現状を、とくに貧困問題に焦点をあてて考察する

第13回 グローバリゼーションと反グローバリゼーションの動きを考察する

第14回 新たな戦争の形態と新たな地球問題を考察する

第15回 補足をしながら、全体を復習する

【事前・事後学習】

ほぼ毎回配布する次回の授業用の資料(プリント)を前もって読んで来ることが事前学習(90分)、また授業後にその内容を確認するのが事後学習(60分)。事前学習と事後学習の両方を兼ねてテレビの国際ニュースを見ることや新聞(国際面)を読むこと(毎日15分以上)。

【課題に対するフィードバックの方法】

授業中に実施する小テストは採点の上、次回の授業で返却し、詳細な解説を加える。

【授業の到達目標】

現在の国際的な政治経済の諸関係が理解できる。【経営学部DP(1)】

新聞・テレビのニュースを見聞きしたとき、それの持つ意味を踏まえたうえで、自分なりの意見を発信することができる。【経営学部DP(2)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
70
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
0
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
30
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

なし

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
0
【テキスト】

なし。プリントを配布する。

【参考図書】

眞淳平『世界の国 1位と最下位』岩波ジュニア新書

眞淳平『地図で読む「国際関係」入門』ちくまプリマ―新書