授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
総合演習II 2 後期 2 必修 佐々木 裕美


【授業の目的と概要】

学生の皆さんのなかにはアルバイトをしている人も多いと思います。アルバイトは「働く」ことの選択肢の一つではありますが、大学卒業後もアルバイトで生活は成り立つでしょうか。この演習では、正社員として働くことといわゆる非正規で働くことを比較することで日本社会の構造を考えながら、「働く」こととの関係を考えてみたいと思います。

【授業の方法】

演習方式。

【各回のテーマ】

第1回 ガイダンス

第2回 働くことの意味・意義とは

第3回 正規・非正規共通の問題(ワーキングプア)1

第4回 正規・非正規共通の問題(ワーキングプア)2

第5回 正規・非正規共通の問題(ワーキングプア)3

第6回 非正規に襲いかかる「健康格差」1

第7回 非正規に襲いかかる「健康格差」2

第8回 非正規に襲いかかる「健康格差」3

第9回 古くて新しい「ブラック企業」「ブラックバイト」問題1

第10回 古くて新しい「ブラック企業」「ブラックバイト」問題2

第11回 古くて新しい「ブラック企業」「ブラックバイト」問題3

第12回 古くて新しい「ブラック企業」「ブラックバイト」問題4

第13回 地元愛知の労働問題1

第14回 地元愛知の労働問題2

第15回 まとめ

【各回の内容】

第1回 演習の計画・進め方などについて解説します。

第2回 なぜ「労働」について考えることが重要なのか議論します。

第3回 ワーキングプアとは何か議論します。

第4回 ワーキングプアによって生じる問題について議論します。

第5回 ワーキングプアが抱える問題・課題についてまとめます。

第6回 「健康格差」とは何か議論します。

第7回 「健康格差」によって生じる問題について議論します。

第8回 「健康格差」が抱える問題・課題についてまとめます。

第9回 なぜ「ブラック企業」「ブラックバイト」問題がクローズアップされるようになったのか議論します。

第10回 「ブラック企業」「ブラックバイト」問題以前の労働問題について議論します。

第11回 「ブラック企業」「ブラックバイト」問題の本質は何か議論します。

第12回 「ブラック企業」「ブラックバイト」問題といわゆる「日本的経営」の崩壊を比較して議論します。

第13回 製造業依存型の愛知県における労働問題について労働統計資料の収拾のために、市の図書館・労働資料室などに行く。

第14回 製造業依存型の愛知県における労働問題について内容と問題を抽出し解決策を議論します。

第15回 これまでの演習を総括します。

【事前・事後学習】

各回の内容について、授業前に主だったキーワード(演習内で示す)について2時間程度調べその内容を理解するように努めて授業に臨むこと。授業後は、授業前に調べたことと演習内容を照らし合わせ、疑問点を抽出し2時間程度まとめること。

【課題に対するフィードバックの方法】

解答例を示し全体で共有する機会を持ちます。

【授業の到達目標】

社会問題化している貧困や新たな問題「健康格差」「ブラック化」ついて、特徴を把握した上で格差問題を理解・説明できる【2018全学共通DP(3)】

なぜ労働条件格差が問題となるのか、社会や暮らしへの影響について議論を通じて他者の意見を尊重しつつ自分の考えを理解・説明できる【2018全学共通DP(4)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
0
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
40
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
60
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

なし

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
0
【テキスト】

未定。皆さんと相談して決めたいと思います。

【参考図書】

演習内で紹介します。