授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
アメリカの文化と社会 1 前期 2 選択必修 佐々木 裕美


【授業の目的と概要】

 アメリカ合衆国のモットーである"E Pluribus Unum"、そしてアメリカの歴史の中で折に触れて文書や演説に使われ、今もアメリカ人の中に脈々と流れる"All men are created equal"の精神を軸にした講義である。

【授業の方法】

グループワークを中心に、授業内の課題に取り組む。

また、授業内で扱った課題の中から、各自の興味に合わせて自由に課題を見つけて取り組む。

最後に自分が調べた事柄についてレポートを作成し、クラス内でプレゼンテーションを行う。

【各回のテーマ】

第1回 広大な国土

第2回 植民地から独立へ

第3回 州と連邦

第4回 国土の拡大

第5回 南北戦争

第6回 奴隷制の廃止

第7回 合衆国憲法修正第13条、14条、15条

第8回 アメリカ人とは何か

第9回 参政権の拡大

第10回 差別との闘い(1)女性

第11回 差別との闘い(2)アフリカ系アメリカ人

第12回 差別との闘い(3)AIDS, LGBT

第13回 アメリカの選挙制度

第14回 まとめ

第15回 発表

【各回の内容】

第1回 広大な国土と自然に、地域による違いをみる

第2回 13植民地が独立を宣言するに至った理由は何か

第3回 合衆国憲法を制定するにあたって最も議論されたことは何か

第4回 国土の拡大はどのようにしてもたらされたのか

第5回 アメリカの南北戦争がもたらしたものは何か

第6回 リンカーン大統領による奴隷解放宣言とゲティスバーグアドレスを読む

第7回 "Civil Rights Amendment"と呼ばれる憲法修正条項は、どのような意味を持つのか

第8回 奴隷解放宣言と憲法修正によって、すべてのアメリカ人は平等になったのか

第9回 女性の参政権、投票年齢の18歳への引き下げはどのようにして実現したのか

第10回 平等を求めて、女性はどのように闘ったのか

第11回 平等を求めて、アフリカ系アメリカ人はどのように闘ったのか

第12回 現代のアメリカ社会に差別はなくなったのか

第13回 アメリカの選挙制度とはどのようなものか

第14回 まとめ、レポートの書き方

第15回 各自、選んだ課題についてレポートの内容を発表する

【事前・事後学習】

・毎回の授業には、指定されたテキストの箇所をよく読んで臨むこと。インターネットや図書館の本を使って、自分が取り組む課題について調べること(2時間程度)

・授業後には、「毎回の内容」に述べた問題に対する自分なりの答を見つけること。(2時間程度)

【課題に対するフィードバックの方法】

毎回のリフレクションペーパーは、コメントをつけて返却する。

課題レポートの内容をクラス内で発表することで、全体で共有し、質問や意見とともに皆で考える機会にする。

【授業の到達目標】

E Pluribus Unumを説明できる【国際ビジネス学科DP(1)】

自分が取り組んだ課題についてレポートを書き、発表し、説明することができる【国際ビジネス学科DP(2) 】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
【評価割合 - 実技試験《%》】
【評価割合 - レポート《%》】
40%
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
40%
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
20%(授業内テスト)
【テキスト】

なし

【参考図書】

齋藤眞・久保文明『アメリカ政治外交史教材ー英文資料選第二版』

齋藤眞『アメリカとは何か』平凡社ライブラリー

齋藤眞『アメリカを探る』東京大学出版会

山岸敬和『英語と日米比較で学ぶアメリカ政治』(ASシリーズ)

齋藤眞・古谷旬『アメリカ政治外交史』(東京大学出版会)