授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
地域ビジネス特講II 1 前期 2 選択 今瀬 政司


【授業の目的と概要】

人々が働く(就職・就労する)上での「形態」と「組織」には多様な選択肢がある。この授業では、「働く形態」と「働く組織」について、具体的な事例を交えて理論的かつ実践的に学ぶ。「働く形態」として、多様な企業の業種と職種、自営業、法人、起業家、公務員のそれぞれの特徴を学ぶ。「働く組織」として、大企業と中小企業、NPO法人、公益法人等、経済団体、国、自治体のそれぞれの特徴を学ぶ。社会には、多様な「働く形態」と「働く組織」があることを理解して、具体的なイメージを持つことで適切な進路選択や実践の一助とする。

【授業の方法】

講義形式。実践的な学習に重点を置いて、具体的な活動事例、日々の時事問題や雑学、受講者の問題意識やニーズに関連した事柄などについて積極的に取り上げて、知識・ノウハウを深める。事例学習は各回必要に応じて行う。

【各回のテーマ】

第1回 オリエンテーション

第2回 働く形態1:企業の業種・業界

第3回 働く形態2:企業の職種・職業

第4回 働く形態3:自営業・個人事業主

第5回 働く形態4:法人

第6回 働く形態5:起業家

第7回 働く形態6:公務員

第8回 前半授業の振り返りと掘り下げ

第9回 働く組織1:大企業と中小企業

第10回 働く組織2:NPO法人

第11回 働く組織3:公益法人等

第12回 働く組織4:経済団体

第13回 働く組織5:国

第14回 働く組織6:自治体

第15回 後半授業の振り返りと掘り下げ

【各回の内容】

第1回 授業の内容・進め方等、多様な「働く形態」と多様な「働く組織」

第2回 企業にはどのような業種・業界(卸小売・飲食・サービス業、製造・建設業、情報通信・運輸業、金融・保険・不動産業、農林漁業など)があるのか

第3回 企業ではどのような職種・職業(事務、営業・販売・サービス、モノづくり、管理、専門・技術、輸送・機械運転、建設・採掘、運搬・清掃・包装、保安・警備、農林漁業など)があるのか

第4回 一人や家族や小規模の経営(個人商店、旅館、農家・漁師、個人タクシー、士業、診療所、建築家、芸術家、作家、写真家、歌手、漫画家、翻訳家、プロ選手など)にはどのようなものがあるか

第5回 株式会社やNPO法人などの「法人」と何か、法人になる長所・短所と設立要件は何か

第6回 新しく事業を起こす起業家、ベンチャービジネスの意義とあり方

第7回 国の国家公務員、自治体の地方公務員の種類や仕組み

第8回 授業と参考文献等での学びの振り返りと掘り下げ、ミニレポートでの質問・意見への回答コメント

第9回 大企業と中小企業のそれぞれの特徴と違い、長所・短所

第10回 NPO法人(特定非営利活動法人)の特徴、企業や行政との違い

第11回 公益社団法人、公益財団法人、社会福祉法人、学校法人、医療法人、独立行政法人、生活協同組合、等の特徴

第12回 日本経済団体連合会、商工会議所・商工会、経済同友会、中小企業家同友会、農協、漁協、業種別経済団体等の特徴

第13回 国の行政機関(内閣官房、内閣府、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、防衛省、警察庁など)の仕組み

第14回 自治体・地方公共団体(都道府県・市町村・特別区等)の仕組み

第15回 授業と参考文献等での学びの振り返りと掘り下げ、ミニレポートでの質問・意見への回答コメント

【事前・事後学習】

事前に授業テーマに関する予習をしておき(2時間程度)、事後に授業での学びと参考文献等での学びを整理すること(2時間程度)。授業中にしっかりとメモ(ノート)を取った上で、学んだことを自身の言葉でしっかり整理すること。学んだことを実社会での出来事と照らし合わせるとともに、そこから、自らの疑問や興味に応じて様々な手段で学びを深めること。自身で調べても分からない疑問等は、積極的に教員に質問・意見等をすること。

【課題に対するフィードバックの方法】

毎回の授業で質問や意見等をミニレポートとして積極的に出してもらい、次回以降に回答等をフィードバックする。質問や意見等は授業中の他、研究室等で柔軟に受け付ける。

【授業の到達目標】

人々が働く上での「形態」と「組織」を理論的かつ実践的に理解・説明できる【2019経営学部DP(2)】

社会には多様な「働く形態」と「働く組織」があることを理解して具体的なイメージを持つことができる【2019経営学部DP(3)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
0
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
70
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
30
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

特になし

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
0
【テキスト】

特にありません。必要に応じて講義時に資料プリントを配布する。

【参考図書】

テーマに関連した参考文献や実践的な活動情報等を必要に応じて授業中に紹介する。