授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
地域ビジネス特講III 1 後期 2 選択 今瀬 政司


【授業の目的と概要】

地域や社会には様々な課題・問題があり、それらの解決を目指して支援の活動やビジネスが行われている。この授業では、多様な地域課題・社会問題と支援活動・ビジネスについて、具体的な事例を交えて理論的かつ実践的に学ぶ。地域課題と支援では、災害救援・防災、町並み保全、環境保全、基地問題と地域経済、伝統工芸産業、農村・都市交流、観光等、社会問題と支援では、福祉・介護、知的財産権問題、雇用・労働問題、子ども支援、国際交流・協力等について学ぶ。併せて、時事問題・ニュースの読み取り方と活かし方の実践的ノウハウを学ぶ。

【授業の方法】

講義形式。実践的な学習に重点を置いて、具体的な活動事例、日々の時事問題や雑学、受講者の問題意識やニーズに関連した事柄などについて積極的に取り上げて、知識・ノウハウを深める。事例学習は各回行う。

【各回のテーマ】

第1回 オリエンテーション

第2回 地域課題と支援(1):災害救援・防災

第3回 地域課題と支援(2):町並み保全

第4回 地域課題と支援(3):環境保全

第5回 地域課題と支援(4):基地問題と地域経済

第6回 地域課題と支援(5):伝統工芸産業

第7回 地域課題と支援(6):農村・都市交流

第8回 地域課題と支援(7):観光

第9回 前半授業の振り返りと掘り下げ

第10回 社会問題と支援(1):福祉・介護

第11回 社会問題と支援(2):知的財産権問題

第12回 社会問題と支援(3):雇用・労働問題

第13回 社会問題と支援(4):子ども支援

第14回 社会問題と支援(5):国際交流・協力

第15回 後半授業の振り返りと掘り下げ

【各回の内容】

第1回 講義の内容・進め方等、地域課題と社会問題、支援活動とビジネス、時事問題・ニュースの読み取り方と活かし方

第2回 これまでの災害と救援活動(事例:阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震等)、防災・減災対策、企業等の事業継続計画(BCP)

第3回 各地に残る古い町並みを保存し活かしたまちづくり、コミュニティ再生、商業・観光振興(事例:奈良町等)

第4回 地域の環境問題、環境保全・再生の活動とビジネス(事例:水俣市の水俣病と環境再生、豊島の産業廃棄物等)

第5回 基地問題とまちづくりと地域経済活性化(事例:沖縄等)

第6回 古くから続く伝統工芸産業の現状と振興(事例:沖縄等)

第7回 農山漁村・中山間地域の過疎問題、都市の過密問題、農村と都市間での交流・連携(事例:下北山村等)、新産業振興

第8回 観光による地域活性化(事例:長崎市等)、観光の資源・施設・サービス・媒体等、観光関連産業、観光公害

第9回 授業と参考文献等での学びの振り返りと掘り下げ、ミニレポートでの質問・意見への回答コメント

第10回 高齢者や障がい者の福祉・介護の現場で抱える課題、支援活動やビジネスの仕組み(事例:大阪等)

第11回 活動・ビジネスにおける知的財産権(著作権、商標権、特許権等)問題(事例:NPO・ボランティア商標

第12回 雇用・労働(正社員・非正社員・アルバイト等)の仕組み・ルール等、ハラスメント問題、奨学金返還、相談窓口・支援団体

第13回 子育て問題、子どもの権利条約、子どもの居場所づくり、フリースクール、子育てビジネス

第14回 国際協力を行うNGO、諸団体の国際交流事業、国際間の学び合いと相互支援、ビジネスの国際化

第15回 授業と参考文献等での学びの振り返りと掘り下げ、ミニレポートでの質問・意見への回答コメント

【事前・事後学習】

事前に授業テーマに関する予習をしておき(2時間程度)、事後に授業での学びと参考文献等での学びを整理すること(2時間程度)。授業中にしっかりとメモ(ノート)を取った上で、学んだことを自身の言葉でしっかり整理すること。学んだことを実社会での出来事と照らし合わせるとともに、そこから、自らの疑問や興味に応じて様々な手段で学びを深めること。自身で調べても分からない疑問等は、積極的に教員に質問・意見等をすること。

【課題に対するフィードバックの方法】

毎回の授業で質問や意見等をミニレポートとして積極的に出してもらい、次回以降に回答等をフィードバックする。質問や意見等は授業中の他、研究室等で柔軟に受け付ける。

【授業の到達目標】

多様な地域課題・社会問題と支援活動・ビジネスを理論的かつ実践的に理解して具体的なイメージを持つことができる【2019経営学部DP(2)】

時事問題・ニュースの読み取り方と活かし方の実践的ノウハウの基礎を理解して身につけることができる【2019経営学部DP(3)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
0
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
70
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
30
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

特になし

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
0
【テキスト】

特にありません。必要に応じて講義時に資料プリントを配布する。

【参考図書】

テーマに関連した参考文献や実践的な活動情報等を必要に応じて授業中に紹介する。