授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
起業論 3 前期 2 選択 寺島 雅隆


【授業の目的と概要】

この授業では、起業するためには何が必要かを考え、現実に起業を考える機会を持ちます。そして実際の起業家を調べ、その考え方や行動仕様を学びます。実際に起業するならば、どのような市場にどのような商品・サービスを投入するかを考え、マーケティングを進めるとともに、そのビジネスモデルをブラッシュアップし、イニシャルコストを明確にし、資金調達や広告宣伝方法も含め、資金回収する具体的見込みをシミュレーションします。

【授業の方法】

講義形式

起業計画のプレゼンテーション機会を設ける。

【各回のテーマ】

第1回 概要説明・起業家と起業家精神の概念

第2回 ケーススタディ(1)サービス業

第3回 ケーススタディ(2)IT産業

第4回 ケーススタディ(3):製造業・流通業

第5回 起業家の考えと行動仕様

第6回 グローバル化の視点

第7回 起業方法と組織形態

第8回 コストと資金調達、リスクマネジメント

第9回 ビジネスモデル考案(1)

第10回 ビジネスモデル考案(2)

第11回 マーケティングとブラッシュアップ

第12回 プレプレゼンテーション

第13回 プレゼンテーション

第14回 事業計画書の作成(1)

第15回 事業計画書の作成(2)

【各回の内容】

第1回 起業とはどのような働きなのかを理解します。また、授業の流れを説明します。

第2回 具体的なケーススタディとして葬儀産業(サービス産業)を考えます。

第3回 具体的なケーススタディとしてIT産業(インターネット産業)を考えます。

第4回 具体的なケーススタディとしてファッション産業(製造業・流通業)を考えます。

第5回 起業家に共通する考えや行動仕様が何であるかを学びます。生き方や価値観に言及します。

第6回 グローバル化とは何を理解し、広い視野に立った起業を考えます。海外の起業事例も学びます。

第7回 実際に起業する方法について学び、起業の組織形態や資金面も学びます。

第8回 初期投資および運転資金について理解します。融資と投資の違いを知り、資金調達の手法を学びます。

第9回 実際的なビジネスモデルを考えます。そのための市場調査やマーケティングも行います。

第10回 実際的なビジネスモデルを考えます。そのための市場調査やマーケティングも行います。

第11回 ビジネスモデルをブラッシュアップするために、さらにマーケティング戦略を練ります。

第12回 ビジネスモデルを簡単に説明する機会を得ます。

第13回 ビジネスモデルを本格的にプレゼンします。

第14回 ビジネスモデルを事業計画書として完成させます。

第15回 ビジネスモデルを事業計画書として完成させます。

【事前・事後学習】

事前に、テーマに沿った具体的企業の状況を説明できるようにしておく(2時間程度)。事後には、授業を振り返り、理論とケースを整理しておく(2時間程度)。後半は、プレゼン資料、および事業計画書を作成する。

【課題に対するフィードバックの方法】

毎回、授業におけるレポート課題について成績をつけます。A・B・C・Dで成績をつけ、次回授業までにTOPOSに反映させます。

【授業の到達目標】

起業計画を建設的に考え、資料を整えることができる。【2019地域ビジネス学科DP(3)】

起業に関する知識を得て、企業を分析できる。【2019地域ビジネス学科DP(1)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
0
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
60
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
0
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

14回目に小テストをします。

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
40
【テキスト】

なし

【参考図書】

ケン・ブランチャード『1分間アントレプレナー黄金の起業法則』日本実業出版社

ウィリアム・バイグレイブ他『アントレプレナーシップ』日経BP社

寺島雅隆著『起業家育成論』唯学書房