授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
地域労働市場論 3 前期 2 選択 浅野 和也


【授業の目的と概要】

労働市場とは「労働力」という商品を需給関係において取引する場所のことです。就職活動のときに「買い手市場」「売り手市場」と報じられるのは、その年の新卒労働市場のことを指しているわけです。本講義では、買い手である企業と売り手である労働者の関係が社会や生活に何をもたらしているのか考えていきたいと思います。あわせて、東海地方の労働市場の特徴や動向も考察します。

【授業の方法】

講義形式。

【各回のテーマ】

第1回 ガイダンス

第2回 労働市場とは

第3回 外部労働市場1ー需給関係

第4回 外部労働市場2ー移動

第5回 内部労働市場1ー企業が求める人材

第6回 内部労働市場2ー成長と異動

第7回 雇用の流動化と労働条件1ー市場と条件のマッチング

第8回 雇用の流動化と労働条件2ー求められる人材の推移

第9回 雇用形態の多様化と労働市場1ーグローバル化

第10回 雇用形態の多様化と労働市場2ー東海地方の特徴(雇用・賃金・労働時間)

第11回 雇用形態の多様化と労働市場3ー東海地方の特徴(生活への影響)

第12回 自動車産業の労働市場1ー雇用と賃金

第13回 自動車産業の労働市場2ー労働持間と生活

第14回 自動車産業の労働市場3ーWLB・ダイバーシティ

第15回 まとめ

【各回の内容】

第1回 講義の計画・進め方について解説します。

第2回 労働市場の基本概念などについて解説します。

第3回 雇用の需給関係によって形成される外部労働市場の歴史的展開について解説します。

第4回 労働者の移動と労働市場との関係について解説します。

第5回 特定企業との関係に基づいて形成される労働市場の特徴について解説します。

第6回 企業内労働市場における労働諸条件の形成について解説します。

第7回 雇用の需給バランスと労働者の移動が労働条件とどのような関係にあるか解説します。

第8回 産業構造の変化と労働者の移動・労働条件の変化について解説します。

第9回 グローバル化の進展による労働市場の変化について解説します。

第10回 東海地方の産業構造をふまえて、この地方の雇用の流動化と多様化について解説します。

第11回 東海地方の産業構造をふまえて、この地方の雇用の流動化と多様化について解説します。

第12回 自動車産業における雇用と賃金の特徴について解説します。

第13回 自動車産業における労働時間と生活への影響を解説します。

第14回 自動車産業におけるWLB・ダイバーシティ・マネジメントについて解説します。

第15回 これまでの内容を総括します。

【事前・事後学習】

各回の内容について、授業前に主だったキーワード(講義内で示す)について2時間程度調べその内容を理解するように努めて授業に臨むこと。授業後は、授業前に調べたことと講義内容を照らし合わせ、疑問点を抽出し2時間程度まとめること。

【課題に対するフィードバックの方法】

解答例を示し全体で共有する機会を持ちます。

【授業の到達目標】

労働市場の果たす役割をふまえて、社会や企業においてどのように機能しているかを理解・説明できる【2017経営学部地域ビジネス学科DP(1)】

社会問題化している各種労働問題について、労働市場の機能および社会の施策、企業の制度等の幅広い視点から理解・説明できる【2017経営学部地域ビジネス学科DP(2)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
60
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
30
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
10
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

なし

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
0
【テキスト】

なし。プリントを配布します。

【参考図書】

講義内で紹介します。