授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
生涯スポーツ 2 後期 2 選択 大勝 志津穂


【授業の目的と概要】

高齢者、青少年、障害を持つ人、妊婦などどんな人でも運動やスポーツを行う権利を持っています。運動やスポーツは、高齢者にとっては生きがいや楽しみ、中高年にとってはメタボリックシンドロームや生活習慣病の予防、青少年にとっては体力や運動能力の向上、勝利の追求など、それぞれのライフステージにおいて様々な役割を担っています。

本講義では、現在の日本の運動やスポーツにおける環境状況を把握するとともに、一生涯を通じて誰もが運動やスポーツに関わることのできる環境や方策について学習します。

【授業の方法】

講義形式

【各回のテーマ】

第1回 生涯スポーツの概念

第2回 生涯スポーツムーブメントの流れ

第3回 日本と世界の生涯スポーツ政策・施策

第4回 生涯スポーツとアウトドアビジネス

第5回 生涯スポーツとヘルスプロモーション

第6回 生涯スポーツイベント

第7回 生涯スポーツ指導者とボランティア

第8回 女性のスポーツ参加

第9回 子どもの身体の変調と運動・スポーツ

第10回 青少年にふりかかる問題

第11回 高齢者のスポーツ参加

第12回 障がい者のスポーツ参加

第13回 スポーツクラブの運営・プロモーション

第14回 生涯スポーツのプロモーション

第15回 まとめ「生涯にわたりスポーツを行うには」

【各回の内容】

第1回 「生涯スポーツ」の定義、「生涯スポーツ」の方向性を知る

第2回 生涯スポーツムーブメントの流れを知る

第3回 日本と世界の生涯スポーツ政策を知り、比較を行う

第4回 日本のレジャー活動について知る。野外レクリエーションと企業の関係を知る 

第5回 健康づくりにおけるPDSCサイクルについて説明し、その効果について考える。企業における健康経営について考える

第6回 多様なスポーツイベントの現状を知り、それが抱える問題点を考える。生涯スポーツイベントの開催による地域活性化効果を考える。スポーツと観光の関係を考える。

第7回 地域スポーツ事業に携わる非常勤公務員の法的扱いを考える。スポーツ指導者制度を知る。スポーツボランティアについて知る。有資格者と無資格者が混在する日本の現状の問題点をまとめ、その解決方法を考える。

第8回 女性のスポーツの歴史を考える。女性のスポーツの現状を知る。

第9回 10代の子どもの運動のあり方を考える。

第10回 スポーツ傷害、スポーツ・ドロップアウトについて知り、その予防策を考える。また、女子選手特有の問題についても知り、その予防策を考える。

第11回 中高齢期のスポーツライフに関する3つのアプローチを説明できるようになる。高齢者のスポーツ参加とQOLの関係を考える

第12回 障がい者にとっての運動とリハビリの意味を考える。障がい者スポーツセンターが果たす役割を考える。アダプテッド・スポーツについてまとめ,今後の課題について考える

第13回 総合型地域スポーツクラブ、民間フィットネスクラブ、それぞれの運営について知り、それぞれが抱える課題について考える。

第14回 様々な人々に対するスポーツプロモーションを考える

第15回 生涯にわたってスポーツを行うにはどのようなことが必要かを考える

【事前・事後学習】

授業前に先週授業で出された予習課題に取り組む(1時間程度)

授業後に授業で出された研究課題に取り組む(1時間程度)

授業のスライド・配布資料を用いて、授業の内容をノートにまとめる(2時間程度)

【課題に対するフィードバックの方法】

毎時間のまとめ、予習課題、研究課題については、ルーブリックに従い、添削・評価を行い返却する。

【授業の到達目標】

世界の生涯スポーツ政策を知り、日本の生涯スポーツ政策との相違点や課題を説明することができる【2018経営学部DP(1)】

各回の内容が、生涯スポーツ社会の実現に向けてどのような関わりを持つのかを述べることができる【2018経営学部DP(2)】

生涯スポーツ社会を実現するためにやらなければならないことを論理的に述べることができる【2018経営学部DP(2)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
50
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
0
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
0
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

毎時間のまとめ及び予習課題、研究課題の評価

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
50
【テキスト】

特になし

【参考図書】

川西正志・野川春夫編著「生涯スポーツ実践論」(有)市村出版