授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
マーケティング論 3 後期 2 選択 舩木 恵一


【授業の目的と概要】

 現代の企業経営においてマーケティング技術は不可欠な経営手法です。マーケティングに関する知識や思考プロセスが意思決定に欠かせません。またマーケティングは事業診断や新規事業への挑戦にも必要とされるスキルです。本講義では、マーケティングの基本概念や基礎手順の習得を第一義の目的としつつも、マーケティング関連の業務への興味と関心を高め、ビジネスの楽しさ・面白さを理解することを目指します。

【授業の方法】

講義形式

【各回のテーマ】

第1回 オリエンテーション

第2回 マーケティングとは何か、ブランディングとの違いは何か

第3回 マーケティングは誰の仕事か、企業の実行体制と課題

第4回 基本概念ーSTPの理解 Segmentation, Targeting & Positioning

第5回 基本概念ー4Pの理解① Product&Place

第6回 基本概念ー4Pの理解② Price&Promotion

第7回 基本概念ーマーケティング・ミックス、メディアミックス

第8回 中間まとめ 

第9回 基本手順ー環境分析① PEST分析、SWOT分析、3C分析

第10回 基本手順ー環境分析② 市場調査

第11回 古典的戦略の理解 コトラー、ランチェスター、ポーター

第12回 消費者行動モデルの理解 

第13回 ダイレクトマーケティングとCRMの理解

第14回 デジタルマーケティングの理解

第15回 消費者心理と後半まとめ

【各回の内容】

第1回 オリエンテーション マーケティングに関するよくある誤解を解く

第2回 経営視点からマーケティングの重要性やブランディングとの違いを理解しる

第3回 企業のマーケティング組織、CMOやブランドマネージャーの役割を理解する

第4回 セグメンテーション、ポジショニング、ターゲティングについて学ぶ

第5回 商品戦略と流通戦略について学ぶ

第6回 価格戦略とプロモーション戦略について学ぶ

第7回 企業の全体戦略、PDCA, PPM, 様々な統合施策について学ぶ

第8回 前半のおさらいとキーワード学習

第9回 主要な環境分析について学ぶ

第10回 市場調査の手法、手順、分析について学ぶ

第11回 競争戦略や市場地位別の戦略など基礎的な戦略を理解する

第12回 消費者行動の分類、年代別認識モデルの変化について学ぶ

第13回 会員制やポイントプログラムなど顧客との絆の形成について学ぶ

第14回 デジタル化に伴うマーケティングアプローチの変化について学ぶ

第15回 技術が進歩しても変わらぬ消費者心理について学ぶ~後半のキーワード復習

【事前・事後学習】

初回と前後半のまとめ授業以外は、必ずテーマに関する主要な問い(講義内で提示します)について2時間程度調べその内容をレポートできるように準備してください。授業後は、授業前で調べた内容と講義内容を照らし合わせ、疑問点を抽出し2時間程度復習することで、テーマやキーワードの内容の理解を深めてください。

【課題に対するフィードバックの方法】

毎回所定のフォーマットを配布します。⑴授業前に予習した内容を書いてください。⑵授業終了前に自身の予習内容と講義内容の比較検討を行い、学びのポイントを書いてください。フォーマットには講義への要望なども記載可能ですので、教員とのコミュニケーションが図れます。記入内容は添削・採点の上、翌週の講義時間に返却しフィードバックを行います。

【授業の到達目標】

マーケティングに関する基礎的な理論とキーワードが理解・説明できる【2017経営学部DP⑴】

内閣府認定のマーケティング検定3級合格程度の思考と表現ができる【2017経営学部地域DP⑵】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
50 期末試験
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
50 予習内容と講義後の学びのポイントに関するレポート(毎回)
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
0
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

ありません。

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
0
【テキスト】

講師が毎回用意します

【参考図書】

ベーシック・マーケティング 日本マーケティング協会 2010年

マーケティング検定3級試験 公式問題集&解説 日本マーケティング協会 2018年

逸見光次朗 デジタル時代の基礎知識『マーケティング』翔泳社 2017年

石渡佑矢 デジタル時代の基礎知識『リサーチ』翔泳社 2017年

宮崎哲也 はじめての『マーケティング1年生』明日香出版 2013年