授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
ブランド構築論 3 前期 2 選択 上條 憲二


【授業の目的と概要】

広告会社で28年、ブランドコンサルタント会社で10年、コミュニケーション・マスメディア・マーケティング企画を立案し実施してきた。その経験に基づき、授業を行う。

ブランドとは何か。単なる高級品(いわゆるブランド品)ではない。広告などのイメージでもない。ブランドは企業経営にとって、人、モノ、金、情報に次ぐ第5の資源である。ブランドに力がある企業、団体は、将来にわたり安定的な成長を見込むことができる。

授業では、ブランド戦略にとどまらず、企業活動においてブランド戦略がマーケティング戦略、プロモーション戦略などとどのように関連するかなどを分かりやすく説明する。また、様々な分野のブランドを分析し、確固たるブランドになるためにはどんな要素が必要か、何をしなくてはならないかを考える

【授業の方法】

講義

ブランドコンサルタント時代の知見に基づき、最新のブランディングについて詳しく講義する。

【各回のテーマ】

第1回 ブリーフィング。これから何を学ぶか。

第2回 ブランドとは何か。

第3回 ブランドとマーケティング活動。

第4回 ブランドとプロモーション活動(広告コミュニケーション活動)

第5回 ブランド体系とは何か。

第6回 世界のブランド、日本のブランド。

第7回 ブランディングの進め方 その1

第8回 ブランディングの進め方 その2

第9回 ブランディングの進め方 その3

第10回 ブランドタッチポイント分析。

第11回 ブランド価値評価の仕組み。

第12回 ブランディングケーススタディ。

第13回 クレドとは何か。

第14回 外部ゲスト講師による講義。

第15回 まとめ

【各回の内容】

第1回 講義のルール説明。

第2回 ブランドについての基礎知識。ブランド価値とブランディングについて。

第3回 企業のマーケティング活動とブランディング。

第4回 ブランドコミュニケーションと広告・販促活動の違いについて。

第5回 ブランド価値を高めるためのブランド体系の整備。

第6回 グローバルブランドと日本のブランド。グローバル有数のブランドの特徴。

第7回 ブランディング立案方法。3C分析。

第8回 ブランドコンセプト、ブランドプロポジションの策定方法。

第9回 ブランド表現のルールと進め方。

第10回 「らしさ」はどのように生まれるか。ブランドタッチポイントのあり方。

第11回 ブランド価値はどのようにして求めることができるか。

第12回 ブランディング成功事例に学ぶ。

第13回 ブランドの行動を規定するクレドのあり方。

第14回 外部の企業の担当者による具体例講義。

第15回 総括。

【事前・事後学習】

・講義の後、復習を1時間行う。

・自分の興味があるブランドを設定し、そのブランドの活動を研究する。

・特に、そのブランドがどのようなコミュニケーション活動を行なっているか研究する。

・週に1回2時間、その研究課程をPCを用いて記録する。

【課題に対するフィードバックの方法】

・レポートは講評、採点しフィードバックする。

【授業の到達目標】

企業経営をブランドの観点から捉え、社会全体との関連で幅広く思考し、多面的な判断の上も自分の考えを発信できる。【2018地域ビジネス学科DP2】

基礎学力を基盤としたブランドに関する専門知識と自らの経験をもとに創造的に考え、企業(ブランド)の問題を的確に判断できる。【2018大学全体DP2】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
【評価割合 - 実技試験《%》】
【評価割合 - レポート《%》】
40%  特定の企業、サービス、製品などのブランドを研究する。
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
60%
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
【テキスト】

上條共著「ブランディング7つの原則」日本経済新聞出版社

毎回テーマに沿った独自の資料を配布します。

【参考図書】

必要に応じて紹介します。