授業科目名 | 配当年次 | 開講期間 | 所要単位 | 必修・選択 | 担当者名 |
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営業データ論 | 2 | 後期 | 2 | 選択 | 岩本 光一郎 |
【授業の目的と概要】 |
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日々の営業活動をはじめとするビジネス活動からは、売上明細データ・顧客データ・在庫データなど膨大な量のデータが生まれる。現代のビジネスシーンにおいて、これらのデータは問題の発見や要因分析、対策立案に活用され、事業の改善・拡大に寄与している。本講義では企業経営にとって必要となるいくつかの数値を参考にしながら、とりわけ営業活動に必要となるデータの解説を行っていく。また併せて、データを加工し、必要とする情報の抽出を、Excelを用いた実習として行う予定である。 |
【授業の方法】 |
PCを活用した実習形式。使用ソフトはExcelが中心(但し、Excelの使用法についての講義ではないので、「基礎コンピュータ」程度の知識は受講の前提とする)。毎回出される課題に沿って実習作業を行い、結果ファイルを講義終了時に提出する。 ※初回講義時に、どの程度のコンピュータ知識を必要とするかの解説を行うので、必ず出席すること |
【各回のテーマ】 |
第1回 ガイダンス 第2回 営業データの特徴と役割 第3回 営業活動の内容 第4回 データ分析とExcel 1: ヒストグラム 第5回 データ分析とExcel 2: 基本統計量と偏差値 第6回 値下げの効果の検証 第7回 顧客満足度調査からの戦略立案 1: 顧客満足度調査の設計 第8回 顧客満足度調査からの戦略立案 2: 相関分析の応用 第9回 店舗面積からの売上予測 第10回 売上目標を達成するための広告費算定 第11回 最適な宣伝方法の策定 第12回 アンケート調査と新商品開発 1: アンケート調査の設計 第13回 アンケート調査と新商品開発 2: コンジョイント分析と結果解釈 第14回 データのまとめと活用 第15回 総括 |
【各回の内容】 |
第1回 講義概要の解説と受講上の注意 第2回 企業の営業活動によって蓄積されるデータについての解説 第3回 営業データと管理の役割の解説 第4回 Excel実習の準備(数字・数式の入力、グラフの描画など) 第5回 Excel実習の準備(統計関数、「データ分析」アドインの確認など) 第6回 相関係数について学ぶ 第7回 経営方針立案に役立つ顧客満足度調査の設計方法について学ぶ 第8回 相関係数と散布図を利用して、顧客満足度調査から経営戦略を立案する方法について学ぶ 第9回 単回帰分析について学ぶ 第10回 重回帰分析について学ぶ 第11回 数量化理論Ⅰ類について学ぶ 第12回 コンジョイント分析を実行するためのアンケート設計とデータ整理について学ぶ 第13回 コンジョイント分析の実行方法と、その結果の解釈方針について学ぶ 第14回 収集したデータについての解析 第15回 講義のまとめと補足 |
【事前・事後学習】 |
事前学習としては、参考図書の1の該当箇所を読んでおくことを推奨する(2時間程度)。事後学習としては、講義内に処理した実習課題を、今一度Excelでこなして、正しい結果にたどり着く手順を身に付けられたかどうかを確認することを推奨する(2時間程度)。 |
【課題に対するフィードバックの方法】 |
講義中に課した実習課題については、次回講義の冒頭時にその処理手順を実演・解説する。 |
【授業の到達目標】 |
実際にデータを使った統計分析(重回帰分析、コンジョイント分析)を行ない、その結果を活用して適切な営業方針を自分の提案として発信できる。【2018経営学部DP(2)】 |
【評価割合 - 筆記試験《%》】 |
0 |
【評価割合 - 実技試験《%》】 |
0 |
【評価割合 - レポート《%》】 |
50 |
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】 |
20 |
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】 |
講義内実習課題 |
【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】 |
30 |
【テキスト】 |
使用しない(講義で使用するPPT資料をpdf形式で配布する) |
【参考図書】 |
内田学・兼子良久『Excel対応 90分でわかる! 日本で一番やさしい「データ分析」超入門』東洋経済新報社 住中光夫『EXCELで実践 売上が伸びるビジネスデータ分析術』日経BP社 |