授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
後継者育成論 3 後期 2 選択 寺島 雅隆


【授業の目的と概要】

この授業では、創業者の起業経緯を理解すると共にその根幹にある価値観を共有し、後継者としてさらに企業を発展させていく礎を築くために、知識と意欲を培うことを目的とする。知識においては、経営理論・経営戦略・マーケティング・法律・税務・労務に関することを学ぶ。また、意欲においては、起業家精神を中心に、リーダーシップ論・モチベーション論・企業組織論を学ぶ。そして学びを通じて、先代の何を継続し、何を変革していくのかという揺らぎない指針を明確にし、組織の中でリーダーシップをとれるような人間へと成長することを目指したい。なお授業内レポート作成を重視し、その評価をおこなう。

【授業の方法】

講義形式

【各回のテーマ】

第1回 概要説明・後継者の役割と必要な知識や能力

第2回 企業経営と戦略1

第3回 企業経営と戦略2

第4回 企業経営とマーケティング1

第5回 企業経営とマーケティング2

第6回 企業経営の法律

第7回 企業経営の税務

第8回 企業経営の労務全般

第9回 企業経営の雇用制度

第10回 経営者のリーダーシップ論1

第11回 経営者のリーダーシップ論2

第12回 仕事へのモチベーション論1

第13回 仕事へのモチベーション論2

第14回 企業組織文化論1

第15回 企業組織文化論2

【各回の内容】

第1回 授業概要と範囲を理解する

第2回 企業経営の内容、実際を理解し、その戦略の実際を知る

第3回 戦略理論と時代変化を理解し、戦略による組織動向の変化を理解する

第4回 マーケティング戦略の概要を知る

第5回 マーケティングの実際例を調べ、その是非を考える

第6回 企業経営を取り巻く法律やルールを知る

第7回 企業経営をめぐる租税関係の知識と最低限の税務処理を知る

第8回 労務管理・について理解し、経営者の役割を考える

第9回 日本の雇用制度とその変化を理解する

第10回 リーダーシップとは何かを理解する

第11回 自らが取りうるリーダーシップを模索する

第12回 ホーソン実験以降のモチベーション論を理解する

第13回 モチベーションについて考え、働く喜びを模索する

第14回 企業文化の生成メカニズムを理解する

第15回 リーダーとして、どのように企業文化を創っていくか考える

【事前・事後学習】

事前に、具体的な企業に関する情報を整理し、説明できるように準備しておく(2時間程度)、事後には、授業内容を振り返り、他企業においてその考察が該当するか検証する(2時間程度)。

【課題に対するフィードバックの方法】

毎回、授業におけるレポート課題について成績をつけます。A・B・C・Dで成績をつけ、次回授業までにTOPOSに反映させます。

【授業の到達目標】

後継者に必要な知識を得ることができる。【2019地域ビジネス学科DP(1)】

後継者として企業経営、および企業文化を育成する能力を育むことができる。【2019地域ビジネス学科DP(3)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
0
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
60
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
0
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

14回目に小テストをします。

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
40
【テキスト】

なし

【参考図書】

ピーター・ドラッカー『イノベーションと起業家精神〈上〉その原理と方法』ダイヤモンド社

松下 幸之助『道をひらく』PHP研究所