授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
コーチング論 3 前期 2 選択 木野村 嘉則


【授業の目的と概要】

この授業科目は,競技スポーツにおけるコーチングに関する様々な理論とその理論を応用した「コーチング論」を主たる内容として学習する.発達段階や加齢の段階に応じた運動指導にも配慮したコーチング論について考える.また、この科目では,一般的な理論とともに個人差に応じたコーチングについても学習する.

【授業の方法】

講義形式にて行う.

【各回のテーマ】

第1回 この講義の目標

第2回 指導者の心構え・視点

第3回 指導者に必要な知識と求められる資質

第4回 コミュニケーション論

第5回 指導計画の立て方

第6回 スポーツ事故におけるスポーツ指導者の法的責任

第7回 スポーツと人権

第8回 技能の学習理論基礎

第9回 技能習得過程での問題点とその対処法

第10回 コーチングの基礎理論(1) コーチの役割とは

第11回 コーチングの基礎理論(2) コーチングに必要な知識

第12回 コーチングの基礎理論(3) コーチング実践の検証

第13回 ミーティングの方法

第14回 スポーツ活動と安全管理

第15回 この講義のまとめ

【各回の内容】

第1回 この講義で扱う内容を概説する

第2回 指導者が視点として持つべきことを整理し,指導者が何を目指すのかを明らかにする

第3回 指導者が持つべき知識を概説し,求められる資質を説明する

第4回 スポーツ場面でおきるコミュニケーションについて概説する

第5回 指導計画を立てる際に考える必要のあることを説明する

第6回 指導者がどこに責任を負い,どうふるまうことが求められるのかを説明する

第7回 指導者および選手が有する権利について倫理的な側面を含めて説明する

第8回 技能学習の過程について,指導者および選手におきる現象を説明する

第9回 技能学習場面でおきる問題点を説明する

第10回 コーチの役割を確認する

第11回 コーチに必要な知識を説明する

第12回 コーチの実践を評価する方法を説明する

第13回 ミーティングの方法を説明する

第14回 安全管理として行わなければならないことを説明する

第15回 講義のまとめを行う

【事前・事後学習】

授業内容に関連した動画や関連した記事を用いて,各回の授業テーマについての自身の関心をまとめたうえで授業に臨むこと(2時間程度).

授業後は授業の復習をするとともに,前回のレポートの解説と自身の解答を照らし合わせ,可憐図書を用いて授業テーマ,課題についての復習を行う(2時間程度).

【課題に対するフィードバックの方法】

毎回の授業にて前回の小テストの解説および復習を行う。

【授業の到達目標】

十分な成果が期待できる具体的な指導法の基礎的な知識を説明できる【2017年人間健康学部DP(2)】

実際の指導事例に対して,授業内容を基にディスカッションできるようになること【2017年人間健康学部DP(3)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
0
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
0
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
0
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

毎回の授業にて小テストを行う.その日の授業内容に関連した論述問題に解答する.また,その日の授業内容の理解を深める興味関心についてまとめる.

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
100
【テキスト】

適宜資料を配布する

【参考図書】

レイナー・マートン『スポーツコーチング学』西村書店

東海林祐子『コーチングのジレンマ』ブックハウスHD

デューター・ボンパ『競技力向上のトレーニング戦略』大修館書店

グロッサー/ノイマイヤー『選手とコーチのためのスポーツ技術のトレーニング』大修館書店

日本コーチング学会『コーチング学への招待』大修館書店