授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
専門演習III 4 前期 2 必修 中山 孝男


【授業の目的と概要】

昨年後期から読み始めている、下記テキストを引き続き講読しながら、卒業論文執筆のための準備(各自のテーマとおおまかな構成の構想)をする。また、下の計画にある通り学外授業も実施する。

【授業の方法】

いわゆるゼミナール方式(講読と討論)を中心とし、必要に応じて個別発表および個別指導を行う。

【各回のテーマ】

第1回 1年間のスケジュールの確認

第2回 学外授業:ホンダ製作所鈴鹿工場見学

第3回 学外授業の振り返り

第4回 テキスト講読 第7章 労働力不足

第5回 テキスト講読 第8章 高齢化社会問題(その1)

第6回 卒業論文指導 執筆要領の説明とテーマの絞り込み方

第7回 テキスト講読 第9章 高齢化社会問題(その2)

第8回 テキスト講読 第10章 日本の財政問題

第9回 テキスト講読 第11章 経済成長・生産性向上

第10回 卒業論文指導 テーマ決定へのアドバイス

第11回 卒業論文指導 参考文献の探し方・引用等についての注意

第12回 テキスト講読 第1章 世界の中の日本(その1)

第13回 テキスト講読 第1章 世界の中の日本(その2)

第14回 テキスト講読 第2章(その1) 貿易および国際収支

第15回 テキスト講読 第2章(その2) 対外投資

【各回の内容】

第1回 この講義で学ぶ目的、学ぶ内容、および授業の進め方を説明し、履修する上での注意点、成績評価の方法などを伝える。

第2回 実際の製造業の現場を知る目的で、学外授業を実施する。

第3回 前回の学外授業で何を学んだのかを、全員が発表する。

第4回 3年次のテキストの残りを講読していく。人口高齢化がもたらす深刻な労働力不足について考える。

第5回 高齢化社会と社会保障問題として、医療・介護を取り上げる。

第6回 後期に書き上げることになる卒業論文執筆について最初の指導として完成までのプロセスを説明する。

第7回 高齢化社会と社会保障問題として、公的年金を取り扱う。

第8回 日銀の異次元金融緩和がもたらす問題を、財政問題との関連で読み解く。

第9回 生産性向上で経済成長を実現する方途を見出さざるを得ないことを学ぶ。

第10回 卒業論文執筆での最初の関門、テーマ決定について個々に指導する。

第11回 前回決定したテーマに基づいて、必要な参考文献の選び方などを指導する。

第12回 今回から新しいテキストに入り、GDPで日本および世界を捉えることを学ぶ。

第13回 貿易や対外資産などの指標を用いて各国を比較する。

第14回 世界の貿易構造と国際収支(貿易収支、経常収支)を、その変化を中心に考察する。

第15回 製造業を中心に海外移転や企業買収などの問題を考える。

【事前・事後学習】

毎回の予習に90分、復習に60分。毎日の新聞・テレビのニュースを読む・見ることを15分以上行うこと。

【課題に対するフィードバックの方法】

ゼミにおいてニュースの紹介・説明等を行わせてきちんと上述の事前学習をしているかをチェックする。それをもってフィードバックとする。

【授業の到達目標】

新聞記事・テレビのニュースが持つ意味を理解することができる。【2019経営学部DP(2)】

日本各地・世界のどこかで起こっている出来事が、自分たちとどのようにかかわっているのかを理解し、発表することができる。【2019経営学部DP(3)】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
0
【評価割合 - 実技試験《%》】
0
【評価割合 - レポート《%》】
0
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
100
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

なし

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
0
【テキスト】

野口悠紀雄『日本経済入門』講談社現代新書、2017年

野口悠紀雄『世界経済入門』講談社現代新書、2018年

【参考図書】

講義の中で、適宜指示する。