企業の活動を帳簿に記録して報告書を作成することを簿記といいます。特に、商品売買業やサ－ビス業で行われる簿記のことを商業簿記と呼びます。簿記は利害関係者に有用な情報を提供し、社会的に重要な役割を果たします。この授業は前期の学習を前提に、簿記の基本技術をマスターすることを目的とします。

授業形式で行う。

第1回 簿記の基本　１　

第2回 簿記の基本　２　

第3回 簿記の基本　３　

第4回 商品売買取引　１

第5回 商品売買取引　２

第6回 仕入帳・売上帳

第7回 売掛金・買掛金

第8回 有価証券

第9回 手形

第10回 貸倒損失と貸倒引当金

第11回 固定資産 ・減価償却

第12回 収益と費用

第13回 精算表　１

第14回 精算表　２

第15回 まとめ

第1回 精算表の仕組みを復習する。

第2回 仕訳と転記の仕組みを復習する。

第3回 貸借対照表と損益計算書の仕組みを復習する。

第4回 商品売買の記帳方法（三分法）を理解する。

第5回 商品売買損益計算の仕組みを理解する。

第6回 仕入帳、売上帳の記帳法を理解する。

第7回 売掛金、買掛金の記帳方法を理解する。

第8回 有価証券の取得、売却の処理を理解する。

第9回 手形の記帳、裏書き、売却の処理を理解する。

第10回 貸倒れの処理を理解する。

第11回 固定資産と減価償却の処理を理解する。

第12回 費用・収益の繰延べと見越しの処理を理解する。

第13回 精算表の仕組みを理解する。

第14回 精算表の仕組みを理解し、その意味を完全に理解する。

第15回 授業内容を振り返り総括する。

授業内容をマスターするには事前事後学習を十分に行うことが大切です。事前学習として授業内容に該当するテキストの箇所を当日までに2時間程度の学修（読解・要約）することを課す。また事後学習として授業中に提示した問いに対し、テキスト・参考書等を参照して2時間程度で自分なりの解答をまとめることを課す。

(1)提出課題は、添削・採点の上で翌週には返却します。

(2)復習課題は、解説と共に解答例を提示し、全体で理解を共有する機会を持ちます。

簿記の基本と財務諸表との関係を理解し、説明することができる【2019年経営学部地域ビジネス学科DP(1）】

重要な取引の意味を理解し、仕訳を作成することができる【2019年経営学部地域ビジネス学科DP(1）】

決算整理事項と精算表の仕組みを理解し、正確に処理することができる【2019年経営学部地域ビジネス学科DP(1）】

片山覚著「検定簿記講義 3級商業簿記〔2019年度版〕」中央経済社

片山覚著「検定簿記ワークブック 3級商業簿記 」中央経済社