授業科目名 | 配当年次 | 開講期間 | 所要単位 | 必修・選択 | 担当者名 |
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東邦プロジェクトB | 2 | 後期 | 2 | 選択 | 辻 正人 |
【授業の目的と概要】 |
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小学校での授業を中心にした日常生活のありのままを集中的に参観し、その経験を振り返りながら教師の仕事について実際に理解して、4年次教育実習に向けた基礎的な準備をおこなう。近年文科省が重視している「学校インターンシップ」の基礎となる活動を目指す。 |
【授業の方法】 |
教育学部がサービス・ラーニング実習校として長年連携を深めてきた、名東区内の平和が丘小学校と本郷小学校で3日間集中の学校参観をおこない、その経験について、学校参観の各視点からの振り返りを主に集団討議の方法でおこなう。教職の任務や授業の仕組み、低学年から高学年に至る子どもの理解をめぐって、対話的な学びを探究する。 |
【各回のテーマ】 |
第1回 学校参観のガイダンスと2小学校のグルーピング 第2回 学校参観の諸視点の検討 第3回 低学年の参観 第4回 低学年の参観の振り返り 第5回 中学年の参観 第6回 中学年の参観の振り返り 第7回 高学年の参観 第8回 高学年の参観の振り返り 第9回 教師の発問・子どもへの視線と子どもの授業を受ける態度 第10回 板書の工夫とノートへの記述および個別指導と机間指導の仕方の検討 第11回 子どもの表情に見る満足度および教室環境の検討 第12回 子どもの気持ちをさぐるロールプレイ 第13回 指導案の作成 第14回 指導案作成の検討 第15回 学校参観の成果と課題 |
【各回の内容】 |
第1回 学校の仕組みの概要と学校参観の手順を説明し、受講者を二つのグループに分ける。 第2回 学校参観の基本視点を整理して、各視点について説明する。 第3回 二つの小学校に分かれて全校教員への挨拶のあと、低学年の2~4時限目の3時間を参観する。 第4回 低学年の参観について、各視点に基づき振り返りを集団討議法でおこなう。 第5回 二つの小学校ごとに、中学年の2~4時限目の3時間を参観する。 第6回 中学年の参観について、各視点に基づき振り返りを集団討議法でおこなう。 第7回 二つの小学校ごとに、高学年の2~4時限目の3時間を参観する。 第8回 高学年の参観について、各視点に基づき振り返りを集団討議法でおこなう。 第9回 以上の振り返りについて、各視点に焦点を置きながら更に深く検討する。①教師の発問・子どもへの視線と子どもの授業を受ける態度。 第10回 ②板書の工夫とノートへの記述③個別指導と机間指導の仕方についての更なる検討。 第11回 ④子どもの表情に見る満足度⑤教室環境についての更なる検討。 第12回 ⑥放課時間の子どもの様子についての更なる検討。子どもの気持ちを探るロールプレイ。 第13回 指導案作成の基本知識。 第14回 指導案作成とその検討。 第15回 教育実習に向けて、学校参観の成果と課題を集団討議法でまとめる。 |
【事前・事後学習】 |
第1回目に全体の学習概要を知ったうえで、参考資料に基づいて、学校参観の視点を把握することを事前におこなう。各視点に基づく経験を検討して小レポートにまとめるなかで事後学習をおこなうとともに、毎回浮かび上がった次の課題について事前学習をおこなう。 |
【課題に対するフィードバックの方法】 |
毎回の小レポートの疑問に答えるとともに、特徴的なレポートを紹介しながら、集団討議への問題提起をおこなう。 |
【授業の到達目標】 |
教師の仕事の実際を理解する 授業の仕組みを理解する 学年に応じた子どもの言動を理解する 教育実習に向けた諸課題を理解する 集団討議の参加法について理解する |
【評価割合 - 筆記試験《%》】 |
0% |
【評価割合 - 実技試験《%》】 |
0% |
【評価割合 - レポート《%》】 |
30% |
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】 |
40% |
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】 |
毎回の内容について、理解したこと、疑問に思ったこと、次の課題として考えたことを小レポートとして提出する。 |
【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】 |
30% |
【テキスト】 |
新任教員研修用の資料をテキストにする。 学習指導案参考例集の資料をテキストにする。 |
【参考図書】 |
その他の参考文献・資料は適宜紹介する。 |