授業科目名 配当年次 開講期間 所要単位 必修・選択 担当者名
広告・メディア基礎 1 後期 2 選択 上條 憲二


【授業の目的と概要】

広告会社で28年、ブランドコンサルタント会社で10年、コミュニケーション・マスメディア・マーケティング企画を立案し実施してきた。その経験に基づき、授業を行う。企業・団体・組織のマーケティング戦略上重要な要素であるプロモーション戦略。中でも各情報メディアを駆使しての広告コミュニケーションは対象者の購買・利用意思決定上大きな役割を果たしている。授業では最新の広告コミュニケーションの現状をリアリティをもって知り、体験することにより、広告の背景にある企業戦略への洞察力を高め、考える力を養うことを狙う。

まずマーケティング戦略とその一部であるプロモーション戦略および広告戦略の概略を学ぶ。次に、主要広告チャネルであるマスメディア、SPメディア、デジタルメディアの現状とその課題を学ぶ。授業に当たっては、考える力を養うために、最初にテーマに関するいくつかの質問を用意し、事前知識無しで回答。それに対して解説する形で授業を進める。

【授業の方法】

講義形式

リアルな情報に基づき、理論的・実践的な授業を行う。

【各回のテーマ】

第1回 ブリーフィング。これから何を学ぶか、何を考えるか。授業のルール。

第2回 マーケティングとは何か。広告はどこに位置づけられるか。

第3回 ブランド戦略と広告戦略。

第4回 日本における広告。時代と広告の関係。

第5回 日本の広告業界の現状とその問題点。広告づくりの仕組み。

第6回 コミュニケーションチャネルとは何か。マスメディアの位置づけを考える。

第7回 テレビメディアとは何か。テレビ広告と視聴率の関係。

第8回 新聞メディアとは何か。新聞広告の効果と意味。

第9回 雑誌・ラジオメディアとは何か。雑誌、ラジオの効果と意味。

第10回 広告ができるまで。広告の作り方。

第11回 セールスプロモーション戦略とは何か。

第12回 デジタルメディアの趨勢。マスメディアとの関係性。

第13回 広告効果とメディアバイイング。

第14回 外資系広告会社と日本の広告会社の比較。

第15回 まとめ。

【各回の内容】

第1回 授業の内容について概要を説明。

第2回 企業におけるマーケティング活動の概要と広告コミュニケーション活動の位置づけについて

第3回 ブランド戦略と広告戦略の関係は。同じような印象だが明確に違いがある。

第4回 日本における広告の歴史。時代性の象徴としての広告文化。

第5回 日本の広告業界を取り巻く環境とその問題点を明らかにする。

第6回 マスメディアと広告コミュニケーションについて。マスメディアの役割と特性。

第7回 広告媒体としてのテレビ広告の現状。視聴率と購買行動の関係について。

第8回 新聞と広告の関係。新聞広告の広告効果。新聞広告の趨勢。

第9回 雑誌広告、ラジオ広告の趨勢と問題点について。

第10回 広告作品はどのように考えられ、どのように作られるか。事例をもとに考える。

第11回 セールスプロモーション活動の現状。多様化するセールスプロモーション活動について。

第12回 デジタルメディアの現状とマスメディアとの関係。消費者購買行動におけるデジタルメディアの役割。

第13回 メディアバイイングの現状。広告効果と各メディアの関係性について。

第14回 企業のグローバル化と外資系広告会社の台頭。日本の広告会社との違いについて。

第15回 講義の総括。

【事前・事後学習】

・講義の後、2時間学習内容を確認する。

・下記の2点を毎週2時間まとめる。

-気になったテレビ広告、新聞広告、雑誌広告を集めその内容、広告の狙いを確認する。

-商品、企業などの広告活動がどのように推移しているかをまとめる。

【課題に対するフィードバックの方法】

・試験問題は解答例を示して解説する。

【授業の到達目標】

学びの基礎となる社会、文化、自然等に関する幅広い知識を習得しながら、広告・メディア産業に対する専門知識を育みそれを活用することができる。【2019大学全体DP1】

企業の運営、企業活動の仕組み、人の働き方、資金運用なども含め広告・メディア産業に対する知識、技能を身につけている【2019地域ビジネス学科DP1】

【評価割合 - 筆記試験《%》】
40%
【評価割合 - 実技試験《%》】
【評価割合 - レポート《%》】
【評価割合 - 平常評価(授業への参加・貢献度)《%》】
60%
【その他(授業内課題等)《具体的内容》】

【評価割合 - その他(授業内課題等)《%》】
【テキスト】

講義のテーマに沿った独自の資料を配布します。

【参考図書】

必要に応じて紹介します。